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米ルーシッド 575万円のEV

2007年にカリフォルニアで設立されたEVベンチャーのルーシッド・モータースは、今年3月に、初のプロダクションモデルとなる高級EVセダン、「エア」の価格を発表。それに前後して予約を開始しているが、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスでは、その実車が披露された。


生産はアリゾナ州のカサ・グランデに新設された工場で行われ、デリバリーは2019年にスタートする予定。参考までにそのスタートプライスは、連邦税控除を受けて、$52,500(575万円)と発表されている。

後席エグゼクティブ仕様 広さに圧巻

リアベンチシートを備え、4〜5人乗車を可能とするエアのパワーユニットは、最高出力で400psを発揮するエレクトリックモーター。駆動方式は後輪駆動となり、0-97kmh加速を2.5秒以下で、満充電からスタンダードな仕様では240マイル(384km)の走行を可能とする。この航続可能距離はオプションの大容量バッテリーを搭載することで、最大400マイル(644km)にまで延長できるほか、ツインモーターによる4WDモデルも、同様にオプションで用意される。


ちなみに生産開始時に255台が限定でデリバリーされる「ローンチエディション」は、この400マイルの航続距離を持つ4WD仕様。21インチ径のホイールやプレミアムレザー・インテリアなども特別装備となる。

ドイツ勢よりも「機能的で高性能」

ルーシッドは、このエアを、「同価格帯のBMWやメルセデス・ベンツよりも、さらに機能的で高性能なモデル」と説明するが、確かにコンパクトなパワーユニットの設計で、前後にラゲッジルームを備え、そのトータル容量は906ℓとするなど、EVのメリットは最大限に生かされている。


EVベンチャー最大手と呼ばれていた時代はすでに過去のものとなり、今やアメリカを代表する自動車メーカーへと成長を遂げた、あのテスラに続く成功を収めることができるのか。今後のルーシッドの動きには世界中が注目している。

text:Motohiro Yamazaki(山崎元裕)