「嫌な夢から目覚めたら、誰かに対して怒りを感じている」という経験は、誰にでもあると思います。これにはちゃんとした理由があることをご存じでしょうか?

何週間か前に、私はこんな夢をみました。私がカッコイイ新車に乗っていると、ある集団がその車をボコボコにしたのです。すると、私の父親が現れたので、そのことを話しました。ところが、父親は私の車のことも私の身の安全も気にかけず、ただ「その件は忘れろ」と言いました。その朝、私は目覚めたときから1日中ずっと父親に怒っていました。実際には、父親は何もしていないのにです。

これはどういうことでしょうか。まず考えるべきは、人間の記憶に残るのはどういう夢かということです。夢は、覚えているものとそうでないものがあります。臨床心理学者のAlexis Conason氏は学術誌Science of Usで「覚えている夢のほとんどは、感情的にショックだったり、辛かったりする夢で『不安』『恐れ』『罪悪感』『羞恥心』『無力感』『混乱』を伴うものだ」と説明しています。基本的に、こうしたネガティブな感情は記憶に残ります。特に、生々しい夢を起床する直前に見てしまうと、忘れるのはたいへんです。

もう1つ考えるべき点として、夢を見る人のストレスレベルと実生活の状況です。睡眠専門家で心理学者のMichael Breus氏は、同誌で「ストレスレベルが高いことを考えているとそれが夢に表れる」と説明しています。脳が、現実世界の問題を夢の中で解決しようとするのです。夢の中では、難しい問題を解決できる可能性が高くなりますからね。

もし悪い夢を見てモヤモヤしていても、残念ながら気分が良くなるのを待つしかありません。学術誌Social Psychological and Personality Scienceに発表された研究によれば、夢の悪影響は少なくとも1日以上続くとしています。ですから、最低限、他人に八つ当たりしないように気を付けましょう。

Image: Ollyy/Shutterstock.com

Source: Science of Us, SAGE Journals

Patrick Allan - Lifehacker US[原文]