改めて、キャプテンの存在感の大きさを感じたようだ。日本代表DF昌子源(鹿島)は、「メンバーにいるだけで、安心感がすごいある」とMF長谷部誠(フランクフルト)への信頼を語った。

 31日のW杯最終予選オーストラリア戦、9月5日の同サウジアラビア戦に臨む日本代表が27日に事前合宿をスタート。オーストラリア戦は勝てばW杯出場が決まるということもあり、昌子は「いつも(代表チームに合流した際は)ピリピリしている感じはあるけど、今回は皆が重要な試合だと分かっているから、より一層そういう感じがある」とチームの雰囲気を感じたようだ。

 ただ、気負い過ぎるのではない。「自分を変える必要はない」と話しつつ、「けど、気持ちの面ではより一層強く持たないと」と続けた。「もちろんプレッシャーもあるけど、それに押しつぶされるようでは、選手としてもダメだと思う。プレッシャーもポジティブに、楽しみに変えていけるくらいのメンタルを持って行きたい」。

 この日の練習には、3月シリーズで負傷のために途中離脱した長谷部の姿もあった。3月のUAE戦とタイ戦、6月のイラク戦を欠場した日本代表のキャプテンは、ブンデス開幕前のDFB杯で5か月ぶりに実践復帰を果たすと、リーグ開幕戦と第2節に連続フル出場して日本代表に戻って来た。

 久し振りのキャプテンとの再会。「(長谷部が)いるとき、いないときを両方経験させてもらった」昌子は、「長谷部さんの存在感やチームに与える影響力はずば抜けていると思う」と改めてキャプテンの偉大さを実感したという。「この人についていけば、自然と正しい道に行っていると思わせるような背中をしている。日本にとって、一番戻ってきてほしい人が戻ってきてくれたんじゃないかなと思います」。仲間から絶大なる信頼を寄せられるキャプテンを先頭とした日本代表は、オーストラリア戦で勝利を収めて6大会連続のW杯出場を決定させるため、準備を進める。

(取材・文 折戸岳彦)


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