[8.27 J2第30節 福岡0-0水戸 レベスタ]

 レベルファイブスタジアムで行われた2位アビスパ福岡と11位水戸ホーリーホックの一戦はスコアレスドローに終わった。福岡は3試合勝ちなし(1分2敗)となったが、3位名古屋との勝ち点差を『4』に拡大。水戸はアウェー7試合未勝利(3分4敗)となった。

 福岡は前節・名古屋戦(1-3)から先発1人を変更。GK兼田亜季重に代わり、GK杉山力裕が13試合ぶりにスタメン起用された。一方の水戸は前節・横浜FC戦(0-1)から3人を入れ替え。MF船谷圭祐、MF佐藤和弘、出場停止明けのDF細川淳矢がそれぞれ2試合ぶりに先発復帰した。フォーメーションは両チームとも4-4-2で、福岡の2トップはFW仲川輝人とFW松田力、水戸の2トップはFW齋藤恵太とFW前田大然。互いにスピードのある選手を前線に並べた。

 福岡は今節のゲームで『ハチ祭り』と題し、ハチをイメージした記念ユニフォームを着用。ネイビーとイエローのボーダー柄が施された真新しい戦闘服で3試合ぶりの勝利を狙ったが、立ち上がりからペースを握ったのは水戸だった。

 敵地に乗り込んだ水戸は、快足の齋藤と前田をスイッチにして激しくプレッシャーをかけ、サイドチェンジを交えながら相手の背後を狙う。しかし、誤算だったのは船谷の負傷。前半10分にFWジウシーニョとの接触で右膝を痛めてタンカで運び出されると、一度はピッチに戻ったが、すぐに座り込んで自ら交代のサインを出す。上位との決戦で先発起用されたキャプテンは無念の負傷退場となり、同15分にMF湯澤洋介が緊急投入された。

 徐々に福岡がボールを握って攻め込む展開となる中、水戸も堅い守備ブロックを敷いて進入を許さない。前半29分には福岡のFKを防いでカウンターを仕掛けるも、左に流れてボールを受けた前田のクロスは精度を欠き、ファーの齋藤には合わず。福岡も攻勢を強め、前半33分に仲川が中央でのキープから左サイドへパス。MF駒野友一の左クロスにPA内中央の松田がダイビングヘッドで合わせるが、クロスバーを越えた。

 前半36分には福岡が左CKを獲得する。キッカーの駒野が右足でクロスを送り、PA内中央のDFウォン・ドゥジェが高い跳躍からドンピシャのヘディング。だが、ゴール左に飛んだシュートはGK笠原昂史に右手1本で弾き出される。威力、コースともに手応えがあったウォン・ドゥジェは信じられない様子で頭を抱えた。

 水戸は船谷の負傷交代をきっかけに主導権を奪われながらも、GK笠原のビッグセーブで前半は無失点で終了。逆に福岡は4本の枠内シュートがゴールに結び付かず、今節まで2試合出場停止となっているエースFWウェリントンの不在の影響を感じさせる45分間となった。

 後半開始時の交代は両チームともなし。キックオフ直後から互いにゴールへの積極性を見せ、シュートの応酬となる。後半6分には前田の仕掛けから、湯澤がPA内左でこぼれ球を拾い、右足でシュート。DF岩下敬輔に当たったボールがゴール左に向かうが、GK杉山に横っ飛びで防がれた。

 福岡は後半17分に最初の交代カードを切り、ジウシーニョを下げてFW石津大介を投入。同18分には、左サイドからMF亀川諒史がロングスローを送ると、ゴール前のこぼれ球をつかんだ水戸GK笠原が間髪をいれずに遠投する。前田に渡れば一発で決定機だったが、これをクリアしたのはGK杉山。自陣センターサークル手前まで飛び出し、GKのスローイングをGKが頭で跳ね返すという珍しいシーンが生まれた。

 畳み掛けたい福岡は後半20分、松田とFW城後寿を交代する。その数秒後に城後のポストプレーから石津がPA手前中央で左足を振り抜くも、シュートはクロスバーを直撃。水戸も同22分に齋藤を下げ、高さのあるFW林陵平をピッチへ送り出すが、福岡は流れを渡さない。

 水戸は福岡の迫力あるセットプレーをしのぎつつ、ワンチャンスをうかがう。後半31分、MF佐藤和弘が裏へ走り込む前田にパス。前田は左足で合わせることができず、飛び出していたGK杉山と激突してしまう。2人とも一時ピッチに倒れ込むが、大事には至らずプレー再開となった。

 福岡は後半35分に最後の交代枠を使い、三門に代えてFW坂田大輔を送り込む。水戸も同37分に佐藤和を下げてMF小島幹敏を投入。城後をターゲットにしてゴールをこじ開けに行く福岡に対し、水戸は前田のスピードを生かして攻め込んだが、0-0で終了のホイッスルが鳴った。


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