ここ数年間は怪我に泣かされ続け、今夏には長年所属したバイエルンを後にし、ユース時代で数年間過ごしたシュトゥットガルト復帰を決断したホルガー・バートシュトゥーバ。そのデビュー戦となったホーム初戦マインツ戦では貴重な先制ゴールを決め、1部昇格後初勝利という素晴らしいスタートを飾ることに成功した。

バートシュトゥーバは、ブンデス129試合に出場し、ドイツ代表を含む国内外にわたり豊富な経験を有するレフティ。ただ前十字靭帯、大腿筋、足首と、ここ数年は怪我に悩まされ、出場機会をもとめ昨季後半戦にシャルケへとレンタル移籍し、その後にバイエルンとの契約が満了となっていた。

そしてこの日3バックの一角を担ったバートシュトゥーバは、その広い視野とプレーに対する喜びをピッチで表現、守備陣を組織化している。そして後半はじめに、同じく今夏に加入した元ドイツ代表DFデニス・アオゴからのCKからのボールを、バートシュトゥーバは頭で合わせて貴重な決勝ゴールを決め、5万人を超える超満員の観衆の前でブンデスリーガ通算2得点目となる、実に2822日ぶりのゴールを味わっている。

ただ試合展開としては、昨季2部得点王で昇格に大きく貢献したジモン・テロッデが、追加点を加える絶好のPKでのチャンスをつかむも失敗。そのため試合は終盤までわからない流れとなったのだが、そこで立ちはだかったのが今季加入の3人目の元ドイツ代表ロン=ロベルト・ツィーラーだった。前半14分のブロシンスキ、29分のベルなど、再三にわたって好セーブを披露していた同選手は、試合終了間際に武藤嘉紀が放ったシュートも好セーブ。勝ち点3を守りきってみせている。