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今回は2ページ構成です。本文の下の「

シャカイチ号、エンジンを隅々までみる

いよいよエンジンのチェックだ。

リブベルトには細かいひびがうっすらある。
しかしこれは変更する必要がないレベル。

軸の油切れもなし。油切れをおこすと、
テンショナーの動きが弱くなるという。
これにつられてベルトの張りも弱くなる。
ウォーターポンプもなめらかに動いている。

クーラントもあまり減っていなかった。
が、ちょっと水の成分が多かった様子。
急務ではないけれど、
タンク交換の際にクーラントを
換えたほうがよいとアドバイスをもらった。

つぎはいよいよラジエーターの加圧テストだ。
意図的に圧力を加えることで、
ラジエター内の熱が高まる状態を擬似的につくる。
これで水が漏れてこないかを調べるというもの。

理論的には圧力をきちんと与えるほど
検査の結果はよくわかるのだけど
やはりクルマには年式相応の調べ方がある。

80歳のおばあちゃんに、
スクワットや腕立て伏せをさせたところで
それじたいが正しい健康評価とは限らないのと同じだ。

ぼくの996の場合は、1kPaで様子見した。
このテストも問題なくパスできた。

いっぽうエアクリーナーはやや汚れているとのこと。
つぎのタイミングで交換をおすすめしてくれた。

スロットルバルブの汚れもほとんど皆無。
これはブローバイガスが多く吐きだされる
930などのほうが汚れやすいのだと教えてくれた。

バッテリーは
交換してからそう時間が経っていないため
もちろん問題なし。

お次は足元のチェックだ。

まずはタイヤから。
残りミゾはフロントが7.5mm。リアが6.5mm。
ブレーキローターはフロントが6mm、リアが6.5mm。
リアはタイミングを見つけて研磨することになった。
基本的にはワーニングランプが点灯するまで使い切り、
それから交換する方針で問題ないそうだ。

あとは、プラグのチェック。
こちらがモンダイであった。

モンダイとこれからの対策

ふたつの写真を見比べると一目瞭然。
けっこうダメになってしまっている。

したがって、
箭内さんと今後の計画をたてることにした。

計画の大前提は、支払いにムリがないということ。
もちろんシンリュウには
一気にがっつりと交換するお客さんも多いけれど、
ぼくの場合は、毎月ムリのない程度に
必要なものを少しずつ換えていくというプランだ。

たとえば直近2カ月で
・クーラント用のタンクと蓋
(ぼくのは規格が古いのだそう)
・LLC(ロングライフ・クーラント)
を交換。

さらに次の2カ月で
・エアフィルター
・プラグ

次は
・セルモーター

といったところ。

これならば、まとまったお金がなくとも
シャカイチ号は健康な状態に保つことができる!

クルマの趣味での「いきづまり感」が
とてもストレスになるのは、
読者の皆さまの多くが共通だろう。

こうしてシャカイチ号は、車検を無事にパス。
法規上あたらしくなった車検ステッカーが
ルームミラーの横に貼られている。

箭内さん!
いつも助けてくださって、ありがとうございます。

ちなみにシンリュウは、
空冷のポルシェの整備が主で、
水冷ポルシェは基本的には診ない。
というより「診る余裕がない」
という表現が正しいのだと思う。
(早朝から夜遅くまで、
 しかも休日もほとんどないくらいに
 空冷ポルシェの整備で大忙しなのだ)

「取材」とかこつけて、
スキあらば空冷ポルシェの整備を見せていただいる際、
なんとかお願いして、
今回の「車検騒動」に付き合っていただいたのだった。

つねにピリッとした雰囲気で、
フロアにはシミひとつないシンリュウで
チェックしてもらったということ自体が
ありがたいことなのです。

※今回も最後までご覧になってくださり、
 ありがとうございます。

 ちなみに箭内さんが、
 いつもぼくに教えてくれるモットーは
 「だれよりも働くこと」。
 人生の先輩でもあるのです。

 今後とも、inquiry@autocar-japan.com まで、
 皆さまの声をお聞かせください。
 もちろん、なんでもないメールだって
 お待ちしております。