福島ユナイテッド、2017年の夏ユニフォームがかわいいピンクの理由とは

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今週末、第20節の試合が行われる明治安田生命J3リーグ。福島県唯一のJリーグクラブ、福島ユナイテッドFCは前節終了時点で11位につけている。

そんな彼らが今シーズン使用しているサードユニフォームは、「桃」をモチーフにしたデザインが印象的だ(写真:福島ユナイテッドFC、Hummel/エスエスケイ)。

Fukushima United 2017 Hummel Third

この夏すでに3試合で使用されたこのユニフォーム。2011年3月11日に発生した東日本大震災・福島第一原発事故に伴う福島県産品への風評被害の払しょくに繋げようという思いで企画されたものだ。

福島の竹鼻快GMは、2011年の震災後、スポーツどころではなかったいう状況から、常にチームの存在意義を問いかけてきたという。「我々がしなければいけない最大の目標は、福島の人たちに『ユナイテッドがあって良かったな』と思ってもらうことになります。それには3つの要素があって、まず、経済効果。そして風評被害の払しょく。そして、サッカーという最高のエンターテインメントを楽しんでもらうこと」

風評被害の払しょくについては、2013年からアウェイゲームの試合会場で福島県観光のPRを行っていたほか、翌年からは福島県産の野菜や果物、ジュースやジャムなどの加工品をチームが仕入れ、アウェイ会場で販売。その流れから選手やスタッフが農園に出かけ、りんごや桃を生育、販売することもスタートさせた。

今シーズン、そうした取り組みの中で、さらなる効果を狙って企画されたのが、ピンクを基調とした「桃ユニフォーム」着用マッチである。桃が旬になる夏にあわせたサードユニフォームで、全5試合を4会場でプレー。本日15時から行われるホームでのアスルクラロ沼津戦でも使用される。

震災が起こった2011年からサプライヤーを務めているHummelにとっても意義深いユニフォームだといえるかもしれない。

Fukushima United 2017 Hummel Home

福島の2017新ユニフォームは『新たなスタート』がコンセプト。ホームはクラブエンブレムがユニフォームの主役となり存在感を放つよう、チームカラーである赤を基調にあえてプレーンなデザインを採用した。

袖にはHummelの伝統的なモチーフ、シェブロンラインを4連で配置。未来への広がりを意味するシェブロンラインに、「勝利への意欲」「チームスピリット」「前進」「復興」という意味と思いを込めている。

Fukushima United 2017 Hummel Away

アウェイは、左胸のエンブレムが中心となるようなクロスデザインを配置。福島ユナイテッドを中心に、選手、サポーター、そして福島全体が“Link”する様子を表現しているという。サードの桃ユニフォームはこちらをベースにデザインされている。

ユニフォームスポンサーは、胸が「東邦銀行」、背中上部が「Prospect」、袖が「福島民報」、パンツが「福島トヨタ自動車」。さらに、福島県産品の魅力やサービスの良さをPRするため、福島県で生まれ、つくられるものの誇りを表現した「ふくしまプライド。」のロゴが桃ユニフォームの登場に合わせて背中下部に追加されている。