バッジョやデルピエロの系譜を継ぐ男 ユベントス新10番ディバラが初ハットトリック

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開始14秒にオウンゴールで失点、PKで0-2ビハインドもディバラ活躍で4-2勝利

 イタリア王者ユベントスの新たな「10番」アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが、現地時間26日のリーグ第2節、敵地ジェノア戦でハットトリックの活躍。

 チームに4-2の勝利を導き、試合後には衛星放送局「プレミアム・スポーツ」に対して「10番が幸運を運んできてくれているね」と喜びを語った。

 ユベントスは開始18秒でオウンゴールによる先制点を献上すると、ビデオ・アシスタント・レフェリー制度(VAR)によりPKも取られて前半7分で0-2のビハインドという苦しいゲームになった。しかし、常勝軍団を救ったのは今季からエースナンバーを背負うストライカーだった。

 まずは同14分に左サイドからの折り返しを右足で合わせて決めると、前半終了間際にはVARによって今度はユベントスに与えられたPKのキッカーを務め、ゴール右上に豪快に蹴り込んだ。さらにユベントスが勝ち越して迎えた後半アディショナルタイム、右サイド45度付近でボールを受けたディバラは左足を一閃。ニアサイドに低い弾道で飛んだボールはゴールに吸い込まれ、自身セリエAで初のハットトリック達成となった。

 ディバラは「本当に嬉しいよ。知っての通り、簡単なゲームではなかったからね。僕らは少し“ぐったり”していて、早い時間にゴールを奪われた。だけど、そこからゲームをひっくり返した僕らは“ブラボー”だったと思うよ」と試合を振り返った。低調な立ち上がりで先手を許すのは王者らしくない戦いぶりだったが、一方でそこからしっかりと最終的に勝ち点3を得るあたりは絶対王者の力だろうか。

「10番が幸運を運んできてくれる」

 ディバラはパレルモ時代、ユベントスに加入してからと合わせても初のハットトリック。開幕戦のゴールに続き、早くも2試合で4ゴールとなった。それについて今季からの背番号「10」を話題にしてこう語った。

「10番というのは厳しい挑戦になると覚悟していたんだ。でも、僕が今やろうとしていることは喜びとともにあるね。少なくとも、ここまでは10番が僕に幸運を運んできてくれているね」

 テクニシャンでありセカンドトップタイプの10番として、ユベントスのサポーターの間では元イタリア代表FWアレッサンドロ・デルピエロや、同FWロベルト・バッジョといった“ファンタジスタ”の系譜を次ぐ10番という意味でもディバラに対して期待は大きい。プレッシャーのかかる名門のエースナンバーだが、ディバラにとってはラッキーナンバーになっていると言えそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images