もしも、道端で数人が暴行している現場に遭遇したとします。いったい、どれだけの人がためらうことなく仲裁に入ることができるでしょう。

ある日、ゲイを公言するIvan Flinnさんが友人と歩いていたところ、通りすがりのグループがゲイの人々を侮辱する言葉を彼に浴びせてきたそうです。耐えきれなかった彼は、心ない発言を撤回するよう求めました。

これに対し逆ギレしたグループの一員、Ivanさんの胸ぐらを掴むなり殴りかかってきたそうです。多勢に無勢の大ピンチ……そこに登場したのが、3人のドラァグクイーンたちでした。

仲裁に入った
3人の“堕天使”たち

殴られアゴが外れるという大ケガを負ったIvanさんですが、その時の心境を「The Daily Dot」にこう語りました。

「本当にその時は死ぬんじゃないかって怖かったの。アタシは少し宗教的なところがあるんで、ヒーローが助けてくれるようにとお祈りをしました。そこに現れたのがアノ”3人の天使”だったの」

警察が駆けつけるまで殴り合いのケンカは続き、その結果、Ivanさんが“天使”と表現する、ドラァッグクイーンたち自慢のウィッグも、手入れの行き届いた爪もボロボロになってしまったんだそう。

リスクを顧みない行動に
たくさんの人から賞賛の声

さて、ピンチに駆けつけてくれた彼らに恩返しをするべく、Ivanさんは感謝のコメントと共に「GoFundMe」で、こんなクラウドファンディングを始めました。

「彼女たちのウィッグを交換してあげたいの。親切さゆえに使えなくなってしまった爪も直してあげたい。なぜなら、彼らの勇敢さがウィッグをぐしゃぐしゃにし、キレイな爪を台無しにしてしまったんだし。ヒールも同じ。正義のために立ち上がったことを理由に履けなくなってしまったものに」

彼女たちの勇気あるアクションは様々なメディアにも取り上げられ、多くの人が賞賛しています。クラウドファンディングでは、期限までの有余を残しながらも、目標の約10倍の金額を集めています。そしてIvanさん。

「ありがとう。この経験からたくさんの感謝の気持ちが生まれました」

Reference:The Daily Dot
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