『人間関係のイライラがゼロになる! 個性心理学 (動物キャラナビシリーズ)』(弦本將裕/日本文芸社)

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 誰にでも苦手な人の1人や2人いるのではないだろうか。中には近くにいたり話をしたりしているだけで理由もなくイライラしてしまうなんて人もいるかもしれない。そんなイライラの原因となっているのが相性だ。人がそれぞれ持っている個性がうまく合うかどうかは人間関係の大きなポイントとなるという。

 変えられない人の性格をどう変えようかと考えるのではなく、自分と相手の個性を知ることで人間関係をスムーズにし、ストレスを解消する。そんな視点から恋愛、ビジネス、子育てなどのさまざまな人間関係の築き方のコツを教えてくれる心理学の本が『人間関係のイライラがゼロになる! 個性心理学 (動物キャラナビシリーズ)』(弦本將裕/日本文芸社)だ。

 本書は、かつて大人気となった動物キャラナビシリーズの最新版。中国の統計学である四柱推命をベースに行動心理学も取り入れながら考えだされた心理学だ。生年月日をもとに分類した12の動物をさらに細かく60種類の動物キャラに分けている。そして分類された動物キャラは力関係や行動、思考のパターンに分類され、より細かく個性の分析がなされているのだ

 基本となる自分や相手の動物キャラは本書ではもちろん、著者が所長を務める個性心理學研究所のHPでも確認することができる。

 12の動物キャラの主な性格は下記のとおりだ。

・狼:ひとりが好きで人を気にしないマイペース。臨機応変は苦手。
・こじか:素直で純真。親しくなるとわがまま。誰にでも好かれたい八方美人。
・猿:短期決戦型。おだてに弱く愛嬌者。信じやすくだまされやすい。
・チータ:好奇心が強く、前向き。お人よしでマジメだがカッコつけたがり。
・黒ひょう:スマートでありたいと考える。頼まれると断れない。情け深いが頑固で弁が立つ。
・ライオン:実行力も統率力もあるリーダータイプ。おしゃれ。自己中だが憎まれない。
・虎:自分に甘いが一度決めたら徹底的にやる。主導力や責任感、知的参謀度は12キャラ中ナンバー1。
・たぬき:経験、伝統、上下関係を重視する。好き嫌いが激しいが順応性はある。
・コアラ:負け試合は絶対にパス。計算高く疑り深い。空想好きでロマンチスト。
・ゾウ:やると決めたら最後まで。集中力抜群。一度キレると手に負えない。
・ひつじ:いつも世のため人のため。律儀で我慢強いがさびしがり屋。自分を出さない。
・ペガサス:束縛が苦手。気分屋。直感頼りで発想は天才的。

 自分のことは自分が一番よくわかるという人もいるが、そんな人に限って客観的に自分を見ることができていないということはあるものだ。本書で紹介されるさらに詳しい60の分類では自身も気付かなかった思わぬ性格を知ることになるかもしれない。

 動物キャラから個性を知ることができたら次は具体的なシチュエーションごとに人間関係をスムーズにするためのポイントを教えてくれる。

 たとえば人との関わり方は動物キャラとともに3つのタイプに分けられるという。

1. MOONタイプ(こじか、たぬき、黒ひょう、ひつじ)
和を大切にし、喧嘩をしたくないと考える。信頼を大切にする。レストランでは他の人の注文を気にし、相手に合わせて動く。

2. EARTHタイプ(狼、猿、虎、コアラ)
無駄が嫌いで話をするときは前置き不要。曖昧は嫌いで白黒はっきりさせたい。自分の時間や空間を大切にする。

3. SUNタイプ(チータ、ライオン、ゾウ、ペガサス)
ムードメーカーでひらめきは天下一品。長い話は禁物で細かい話は気にしない。束縛環境に弱い。

 謝罪しなければいけないシーンで改善策となるのがこの3つのタイプ別に見る対応方法だ。たとえば浮気がばれてしまったなどの恋愛トラブル時には相手が“MOONタイプ”なら言い訳せずにひたすら謝る、“EARTHタイプ”へは言い方に注意する、“SUNタイプ”には別の話題へと上手に移行することがポイントになるという。

 同じ謝罪でもビジネスの場合では“MOONタイプ”には誠心誠意謝り、“EARTHタイプ”へは想いを形にし、“SUNタイプ”には責任者とともに謝ることがポイントになるとのこと。

 本書では他にも動物キャラに10種類の天のエネルギーリズムが加わることで知ることができるさらに詳しい個性と、2017年から2027年までの運気を知ることもできる。

 人間関係にストレスを感じたとき、本書の動物キャラで自分や相手の個性を知り共感できるところや不快にさせるポイントを把握することで人間関係を上手にコントロールしてみてはいかがだろうか。

文=Chika Samon