昌子と連係してC大阪の攻撃陣を抑えた植田。杉本とのバトルは迫力があった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

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[J124節]C大阪0-1鹿島/8月26日/ヤンマー
 
 ガツッ、ガツッと骨と骨がぶつかる音が聞こえてくるようだった。首位攻防戦となったC大阪戦で、植田直通は相手エースの杉本健勇らと激しい肉弾戦を演じて見せた。
 
 試合後、蒸気がまだ吹き出しているかのような姿でミックスゾーンに現われた植田は、試合をこう振り返った。
 
「攻められる展開がかなり続きましたが、うちは0に抑え、1点を取ってどうにか勝ち切ることができました。そこはいつもやっていることなので、狙い通りでした。相手は(カウンターを)狙っていた部分はありましたが、僕と(昌子)源くんで喋りながらリスクマネジメントをしました。ただ、やられた部分もあったので、そこは課題として修正したいです」
 
 2日前、同じくワールドカップ・アジア最終予選のオーストラリア戦、サウジアラビア戦に臨む日本代表に選出された杉本の存在は特別視はしていなかったという。
 
「特に意識はしていませんでした。ただ、目の前の敵ということで、目の前に敵がいるなら僕は潰すだけです。でも、そのなかで空中戦は楽しめました。明日からはチームメイトになりますが、日本のために一緒に頑張りたいです」
 
 激しい競り合いを“楽しめた”と言えるのが、この武闘派CBの真骨頂なのだろう。
 
 日本代表ではサウサンプトンの吉田麻也と鹿島で同僚の昌子が、レギュラーCBと見なされる。ただ、層が薄いポジションなだけに、急遽出番が回って来る可能性はあるだろう。
 
「(鹿島と)代表は別物なので、ここからギアを上げなくてはいけません。次の戦い(オーストラリア戦)は非常に厳しいものになるので、チーム全員で乗り切りたい。自分も準備をしていきたいです」
 
 C大阪戦で納得のパフォーマンスを残せただけに、良い流れで代表には合流できそうだ。そのアピールぶりはハリルホジッチ監督にも伝わっているだろう。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 
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