1年ぶりの代表復帰、武藤嘉紀の自信「チャンスをもらえれば絶対にやれる」

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 最初で最後のビッグチャンスで放った渾身のボレーシュートは、惜しくも相手GKの好セーブに阻まれた。それでも、FW武藤嘉紀は「チャンスさえもらえれば、絶対にやれる自信はある」と闘志を燃やし続ける。

 マインツは26日に行われたブンデスリーガ第2節で同代表FW浅野拓磨が所属するシュトゥットガルトと対戦。53分にCKから失点を喫して0−1で敗れ、開幕戦のハノーファー戦に続き、昇格組を相手に痛恨の2連敗となった。

 試合後、「厳しすぎる…」と声を漏らした武藤。この日はチャンスに恵まれず、シュートすら打てずに時間が過ぎていった。「完全に孤立している。攻撃の時に1人しかいないし、サイドからのクロスとかも少ない」と前線で孤軍奮闘を強いられた。

「キレイにやろうとして、クロスを上げられるのにまた後ろに下げて切り返しちゃって……。それで、結局ロングシュートで終わるのが多くて。やっぱあれだと相手も怖くない。イチかバチか裏へのパスや、(クロスを)上げてみないとわからないこともあると思う。そういうゴールに直結するようなプレーをもっとしていかないといけない」とチームの戦い方を不安視し、暗い表情を見せた。

 それでも、終了間際に迎えたチャンスで一瞬の輝きを放った。右サイドからのクロスを胸トラップでコントロールし、流れるように右足を振り抜くと、鮮やかなボレーシュートはゴール左隅を捉える。これは、この日当たっていた相手GKロン・ロベルト・ツィーラーの好セーブに阻まれてしまったが、唯一のチャンスで見せたキレのある動作は好調ぶりを物語っていた。本人も「自分の動き自体は良い。あとは結果さえついてくれば、がらっと変わると思う」と自信を持っている。

 ブンデスリーガ開幕から2試合連続でフル出場できたことも、約1年ぶりに復帰した日本代表に向けて「かなりポジティブ」だという。2016年9月以来の代表合流となる武藤は、「切り替えて、代表で点をとること、活躍すること、日本が勝つことを考えてプレーしたい」と意気込んだ。「チャンスさえもらえれば、絶対にやれる自信はある」。あとは、ワールドカップ出場が懸かった大一番で、その自信をゴールという形で証明するだけだ。