豪州戦に向けて課題を語った昌子。今回のC大阪戦がなんらかのヒントを与えたようだ。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ24節]C大阪0-1鹿島/8月26日/ヤンマー

 首位と2位の天王山。上位対決を制した鹿島だったが、昌子は険しい表情で試合を振り返った。
「後半は10分くらいからボールを持てるようになったけど、セレッソさんが(勢いが)落ちたところがあった。90分通してカウンターも多く、しんどかった。5失点していてもおかしくはなかった」

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 通常どおり2センターの左に昌子、右に植田がポジションを取り、相手の攻撃に対応。植田側に今季14得点の杉本が位置取ったことで、同選手とのマッチアップの回数は少なかったが、時折訪れた局面での競り合いでは苦戦する場面も散見した。
 
 18分には右に流れた杉本をケアしたが、相手の深い切り返しに身体がついていけず。無理に足を出そうとして倒れてしまい、決定的なシュートを放たれた。昌子も右膝をひねるあわやのところで足を引き、怪我を回避したが曽ケ端の好守がなければ失点につながっていた場面となった。
 
 後半に入ると高さでも後手に回った。「ナオ(植田)があそこまで苦戦するのは見たことない」と昌子が話したとおり、前半から187センチの杉本の高さに昌子、植田ともに苦戦。後半に入ると78分からリカルド・サントス(187センチ)も加わり、高さとフィジカルの強さに、さらに苦しめられた。
 
 課題が多く見られた試合となったが、昌子の良さも出ていた。80分には左サイドでリカルド・サントスに切り返しからシュートを打たれたが、これは無理をせずにコースを切ることで決定的なものとはさせなかった。前半のミスが生きたプレーだ。
 
 82分にはポジションを上げたところで速攻に遭い杉本のシュートを許したが、最後まで食らいつき、シュートブロックで同選手にプレッシャーをかけるなど、苦戦しながらも最後までゴールを守り抜いた。
 
 自身、反省ばかりを口にした試合内容となったが、オーストラリア戦直前の試合で大柄な選手に手を焼いたことが、ひとつの課題として浮き彫りとなり、言い換えればそれが収穫となった。「(高いFWと対峙する時)クロスへの対応でタイトにつければやられない。競り合う時に寄せるなど、クロスへの対応をこれから高めていかないといけない」とオーストラリア戦に向けた修正点を語った。
 
 オーストラリアは日本が苦手とする高さのあるタイプ。C大阪との対戦はまさに仮想オーストラリアで、高さへの対応策を改めて学ぶこととなった。決戦の8月31日、一皮むけた昌子が、難敵オーストラリアの前に立ちはだかる。