常時4〜5人の愛人を確保する筆者が、経済学の視点から愛人業を解説していく

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 はじめまして、東條才子と申します。

アラサーで金融業に従事しております。そちらのお仕事で食べていけるだけの収入は稼いでおりますが、それ以外にもうひとつ、私が生業としているものがあります。タイトルにもありますように、愛人業です。

 愛人業だなんて、いったいどういうつもりだ、ふざけているのかと思われる方もいらっしゃるでしょうか。はたまた現在、メディアでよく耳にする「パパ活」とどう違うのか、そんなもの仕事といえるのか、疑問に思う方もいるでしょう。せっかくこの連載をいただきましたので、少しずつそのあたりを明らかにしていきたいと思います。

 私の定義する「愛人」関係とは、「金銭を対価に男性の精神的、物理的な欲求を満たすこと、また自らも満たされること」です。

 それだけです。お金をいただくこと、これが大前提です。体の関係はあってもなくても成立しますし、長年付き合っていくうちに関係の内実は変化していくこともございますが、要は「10も20も年上の男性と親密になり、その代わりに少なくない額の対価を得る」、これにつきます。

 私は愛人業を初めてまだ1年ちょっとです。はじめのうちは手探りでしたが、そのうち「契約」が取れるようになり、自分としては想像よりも多くの額をいただけるようになった頃、この連載をいただくきっかけとなる方とお会いしました。

 私がどのようにして愛人関係を築いているかお話したところ、その男性は、

「それってもう、仕事として成立してるよね」と言いました。

「そうですね、仕事としてやっていないと、ここまでの成果は得られないかもしれません」

 そんなやり取りを交わしたあと、私は徐々に、ひょっとしたらこれは「職業」ではないかと思うようになったのです。むしろ、それくらいの気負いがないとやっていかれないかもしれません。

◆愛人稼業は外国株と同じでリスクヘッジが不可欠

 私は常時、4〜5人の男性の愛人をしております。これを言うと驚かれることが多いのですが、私は単に、愛人業という「仕事」で失敗しないために、「リスクの分配」をしているだけなのです。

 たとえば株式投資、それも変動リスクの高い外国株を買おうというときに、ひとつの銘柄に全財産を預けるでしょうか。日常の全エネルギーを注いで監視していられるでしょうか。

 そんなことをしたら、どうなるか結果は見えていますよね。ただでさえ外国株は、企業の情報が日本企業よりも得づらく、為替の変動リスクだって読めません。同一銘柄に資金を投入しすぎれば、受けるリスクも大きくなってしまうでしょう。できるだけ低リスクで運用するためには、いくつかの企業に分散して投資しようと思うはずです。

 愛人関係もこれと同じです。相手のことが初めからすべて分かっているわけではありませんし、突然契約を切られる可能性もございます。

 私のような一般人は、愛人としてお付き合いする男性もそこまでの「大物」ではない……というと男性に失礼ですが、皆さんお金持ちではあるものの、かの松下幸之助のように数十億の資産をもつ大物が「一生面倒を見る」と言ってくれるわけではありません(松下幸之助は「体が弱い」と言いながら、何人もの愛人を抱える体力はあったそうですね)。

  お金の話になりましたが、ただ既婚男性と「恋人」として交際しているだけでは、巷にあふれる不倫と変わらないので注意が必要です。

 私はそんなヘマはしないと決めているのです。不倫は基本的に人生を無駄に浪費する迷惑行為でございますが、そうやって人生を浪費して、リスクの高い既婚男性と交際するのに、どうして私という存在を無料で差し出さなければならないのでしょう。

 金銭の授受があるからこそ、「愛人なんて高級娼婦だ」といわれても納得がいくのですし、昭和の時代まではまだあったであろう「お妾さん」のようなほの暗いイメージを持たれても「まあ、仕方ないか」と思えるのです。

 この仕事が明るく華やかなものになってしまったら、参入する女性が増え、男性の買い手市場となるでしょう。

 そうすれば愛人契約の単価は下落していくでしょうから、私としては面白くありません。人様に顔向けできない仕事だからこそ、多くの額をいただけるのだと思います。愛人を作ろうという男性はたいていが既婚者ですから、男性の妻から訴えられるリスクもはらんでいます。はなからリスキーなことをしているのですから、それなりの金額をいただくことがそのリターンといえるでしょう。

 というわけで次回以降も、普通の幸せを手に入れない代わりに、私が得ているものを文章にしていきたいと思います。何卒よろしくお願いいたします。

<文・東條才子>