ハリケーン「ハービー」によって激しい損傷を受けた米テキサス州ロックポート空港の格納庫と小型機(2017年8月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米テキサス(Texas)州ロックポート(Rockport)に25日夜(日本時間26日正午ごろ)上陸したハリケーン「ハービー(Harvey)」は26日、同州で猛威を振るった。気象当局は「破滅的な」洪水の発生を警告し、過去十数年間に同国を襲ったなかで最大のものとなった今回のハリケーン被害から回復するには数年かかるとの見通しを示した。

 同州では多くの住民がハリケーン上陸前に避難を開始していた。ハービーは上陸後、米国で最も重要な石油精製所群があるメキシコ湾岸(Gulf Coast)地域で数々の建物や送電線を破壊した。

 ハービーの被害による死者は今のところ1人だが、テキサス州では今後数日間にわたり激しい雨が予想されており、当局は今後死者が増える恐れがあると懸念している。

 ハービーは25日夜、カテゴリー4に勢力を強め、風速約60メートルで同州コーパスクリスティ(Corpus Christi)郊外の小さな町ロックポートを直撃した。米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、ハービーはロックポートに上陸した数時間後、カテゴリー3に勢力を弱めてロックポートのすぐ北に再上陸した。

 ハービーは上陸後、26日未明にさらに勢力を弱め、同日正午までには熱帯暴風雨に変わった。しかしNHCは、同州内の一部地域では1000ミリ以上の降雨が予測されることから「非常に深刻な洪水」の恐れがあると警告。また一部地域では局地的な竜巻が発生する恐れもあるとして、「これほどの降雨量は、破滅的で命にかかわる洪水発生の原因となる」と付け加えた。

 米国立気象局(NWS)は、これほどの規模のハリケーンが直撃した地域は「今後数週間あるいは数か月間にわたり居住不可能」になる恐れがあると警告している。
【翻訳編集】AFPBB News