NGT48 北原里英、苦難を乗り越えてきたアイドル人生 卒業発表を機にキャリアを振り返る

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 北原里英(NGT48)が、8月21日にグループからの卒業を発表した。卒業は、来年の春頃を予定しており、卒業後はかねてより夢であった芝居を中心とした活動をしていくという。北原の卒業発表の模様は、NGT48の公式YouTubeチャンネルに公開されており、グループのキャプテンとしてメンバーからどれだけ人望の厚い人物であったかを物語っている。

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 北原は2007年にAKB48に加入。SKE48との兼任、AKB48派生ユニット・Not yetのメンバーとしても活躍し、2015年のNGT48への移籍、キャプテン就任が彼女にとっての大きなターニングポイントとなった。2016年にNGT48劇場がオープンし、HARD OFF ECOスタジアム新潟で開催された『AKB48 45thシングル選抜総選挙』でのコンサートにて、NGT48のメジャーデビューを発表。今春リリースしたデビューシングル『青春時計』は、オリコン週間CDシングルランキング1位を獲得し、地域密着型を謳いながら、新潟の企業、メディアのバックアップのもと、地元に愛されるグループへと成長した。まだ記憶に新しい、今年開催の『AKB48 49thシングル選抜総選挙』において、速報1位となり世間を賑わせた荻野由佳(NGT48)を始め、最終的にNGT48からは10人がランクインし、グループが大きく飛躍したことを示した結果であった。

 しかし、北原のキャリアを振り返ると、決して順風満帆とは言えないアイドル人生であった。卒業発表2日後の、8月23日『AKB48のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に出演した北原は卒業について、「ずっと考えていた」と前置きしながら、総選挙にてメンバーの成長を強く感じ、自分の卒業をもグループの糧にして欲しいと語った。また、「私、くすぶってた時期があったじゃないですか」と、AKB48在籍時に選抜メンバーから外れていた時期に触れながら、「逃げるように辞めるのは嫌だったの。惜しまれながら卒業したかったから、今言えてよかった」とグループと共に自身としても苦難を乗り越えてきたことを、隣に座る同期の指原莉乃(HKT48 / STU48)と涙ながらに語った。総選挙での順位にしても、くすぶっていた2013年は21位、2014には19位であったが、NGT48に移籍した2015年には11位、2016年の12位を経て、今年は最高順位である10位を獲得。タイミングとしても、まさに今だったのだろう。

 また、『ANN』の放送の中で卒業について話した北原は、次にオンエアする「青春時計」について語り始めた。涙が止まらない指原と北原。「自分が卒業するって考えるとすごくいいよ」と勧める北原は、たまにはAKB48のことを嫌いになることもあったけれど、歌詞にある<こんなに好きになっちゃうなんて/僕も今日まで想像しなかった>の気持ちに今あるという。確かに北原の話を踏まえて「青春時計」を聴くと、青春ソングであり、卒業ソングにも聴こえてくる。ラストの<どうしてこんなに眩しいんだろう?/どうしてこんなに切ないんだろう?/振り返ったら青春>という歌詞は、北原のこれまでの歩み、そして彼女のラストステージを思うと込み上げるものがある。

 北原が卒業する来年の春は、彼女がデビューして10周年の時期でもある。卒業までには半年余りの期間があるが、その間には『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)も控えており、グループとしては“紅白出演”が目標の一つに掲げられるだろう。さらに、『ANN』の中では、HKT48とNGT48の合同コンサートについても言及。指原と北原はすでにセットリストを考えているという。AKB48グループとして、NGT48として、全てのキャリアを振り返りながら、彼女は夢に向かい羽ばたいていく。(渡辺彰浩)