犬も人間と同じく雑食です。動物性食品を一切摂らないビーガンや、肉や魚は食べないけれど乳製品や卵は食べるベジタリアンの食生活にしても生きていけることになります。むしろ中には健康上の理由で、そうした食生活に切り替える必要がある犬もいます。でも、どの犬も肉を食べない食生活が向いているわけではありません。ですから、愛犬の食生活を切り替える前に、次のことを考えてみましょう。

家畜栄養士の正式な資格を持つタフツ大学カミングズ校獣医学部准教授のCailin R. Heinze博士は、一般に肝疾患や特定のタイプの膀胱結石、あるいは食物アレルギーのある犬にはビーガン食やベジタリアン食を推奨しています。博士は個人的な信条から、愛犬を肉を食べない食生活に切り替えたいと思っている飼い主に協力を惜しまないそう。とはいえ、成長期の子犬の場合は大量の蛋白質やその他の必須栄養素を必要とするので、肉を食べない食生活にさせることは反対しています。犬によって必要な栄養素は異なるので、食生活を切り替える前に、まず愛犬をしっかりチェックしましょう。上記の疾患のどれかを抱えている場合も、それは同じです。

栄養素含有量を知る

Heinze博士は、肉を使っていない市販のドッグフードで人気のあるものの中には、適切なレベルの蛋白質やアミノ酸を含んでいないものもあると指摘しています。ですから、かかりつけの獣医が売っている治療食を使い続けるのが得策です。また市販のドッグフードは、購入する前に愛犬に必要な栄養素を十分に満たしているか必ずチェックしてください。

飼い主お手製のビーガンやベジタリアンのドッグフードを作る場合でも、愛犬に必要な栄養素を必ず満たすようにしなければなりません。Heinze博士は、自家製のドッグフードにも次のような欠点があると説明しています。

自家製のベジタリアン用ドッグフードは市販のものより栄養の点ではるかに心配です。私が今まで見てきたものの多くは、蛋白質もその他の必須栄養素もかなり不足していました。

アメリカ獣医栄養学大学(American College of Veterinary Nutrition)の名簿で獣医栄養士の有資格者を見つけると、自家製で肉を使わないドッグフードを作るとき力になってもらえます。また、愛犬が肉を食べない食生活に向いているかどうか、必要な栄養を摂取するのにベストな食生活にするにはどうしたら良いか、犬に与えてはいけない食べ物があるかどうかも教えてくれます。

かかりつけの獣医師と連携を密にする

犬の食生活を変えるとき、いくら注意してもし過ぎるということはありません。愛犬が肉を食べない食生活に移行している途中も移行後も、かかりつけの獣医師に注意深く見守ってもらうようにしましょう。Heinze博士は、犬の食生活を切り替えた後も獣医師に監督してもらった方が良い理由を次のように説明しています。

ビーガンやベジタリアンの食生活で、犬が必要な栄養を摂れるようにできはします。しかし、それを長期的に食べる犬が、より一般的な食生活をしている犬と同じぐらい健康でいられるどうかはわかりません。健康な犬がこうした食生活を長期的に続けた場合という研究は、まだ誰もしていないからです。

結局は、愛犬に何が向いているのか決めるのは飼い主です。でも、ビーガンやベジタリアンの食生活を取り入れている犬に発生しがちな問題を把握していると、愛犬の健康を維持するのに役立ちます。

Should You Switch Your Dog to a Vegetarian Diet? | Lifehacker US

Source: ACVN

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