24日、華字メディア・日本新華僑報網の蒋豊編集長はコラム記事を掲載。日本のインバウンドと関連して、「日本のサービス業も外国人観光客も互いに寛容になるべきだ」と主張している。資料写真。

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2017年8月24日、華字メディア・日本新華僑報網の蒋豊(ジアン・フォン)編集長はコラム記事を掲載。日本のインバウンドと関連して、「日本のサービス業も外国人観光客も互いに寛容になるべきだ」と主張している。

蒋氏は、近年、日本を訪れる外国人観光客が右肩上がりに増加していることについて、表面的には観光業が潤っているように見えるものの、「実際には日本社会や日本文化に対する一種の衝撃になっている」と指摘する。日本の「おもてなし」が多くの外国人を引き付けているものの、多過ぎる観光客に耐えられない側面もあるというのだ。

例として、大量の観光バスが道路をふさぐことで現地のドライバーから不満が出たり、あるタクシードライバーが近距離でもカード決済を求める外国人客を歓迎していなかったりすることを挙げ、日本社会には「外国人観光客は迷惑」という考えも存在していると紹介。実際、外国人客の入店を断っている店もある。

こうした対応について蒋氏は、「外国人に対するサービスを拒否するのは、一種の偏見や差別で、サービス業の職業規範に反する」と指摘。一方で、「実際に受け入れたことで外国人に対する印象に変わったケースもある」として、日本のある民宿を紹介する。客の9割が中国人だというその民宿は、当初は不安を抱いていたものの、オープンしてみるとほとんどの中国人客がごみの分別に協力的で、大声を上げることもなく、きちんとマナーを守っていて印象ががらりと変わったという。中には、民宿のオーナーに日本ではなかなか手に入らないお土産をプレゼントしてくれる客もいるそうだ。

蒋氏は、「中国社会でマナー順守の声が高まる中、日本も本当のおもてなしが何なのかわが身を顧みる必要があるかもしれない」とし、「すべての外国人観光客に日本社会のマナーを守らせるのは現実的ではなく、すべての日本人におもてなしの心を持てと言うのもまた現実的ではない。文化が衝突し、交わり合う過程において、双方が寛容な心を持つことが大切だ」と論じている。(翻訳・編集/北田)