毎日体に良い食事を心がけていますか。日本が誇る和食はヘルシーな料理として、世界にその良さが広まりつつあります。しかし和食は完璧な健康食とは言えず、塩分が多いなどの問題点もあります。そこでぜひ健康な和食にするために、アイデアを模倣し取り入れたいのが、地中海式食事法。今世界で健康・美容面においてパーフェクトとみなされている食事法です。

地中海沿岸諸国の人々は長生き

地中海式食事法とは、その名が示す通り、地中海沿いの国々に伝わる伝統料理のことです。第二次世界大戦が終わり、平和が戻り食への関心が高まる中、WHO(世界保健機構)を中心に「伝統的かつ健康である料理とは何か」について研究が行われました。そして到達したのが地中海料理だったのです。昔から地中海沿岸諸国では、心血管疾患やがんなどの病気が少ないうえに、長生きであることで知られていました。長年の分析の結果、長生きの秘訣は地中海料理に隠されていたことが分かったのです。

地中海料理ってどんな料理?

ここで地中海式食事法の特徴を6つあげてみましょう。

1,野菜や果物、穀物、豆、ナッツ類の摂取量が多い
2,豚肉や牛肉の摂取量が少なく、代わりに魚介類を多く摂る
3,油は主にオリーブオイルを使う
4,ヨーグルトやナチュラルチーズなどの発酵食品を適度に摂る
5,毎日適量のワインを食事と一緒に楽しむ

地中海式食事法では、意外にも脂肪の摂取量が多めです。日本では脂肪の取りすぎは体を害すると言いいますよね。なのにどうして、地中海料理は脂肪たっぷりであるのに健康でいられるのか。それは摂取する脂肪の種類に秘密があります。地中海料理においてふんだんに使われる油はオリーブオイル(オリーブオイルを上手に使って美容と健康に役立てよう!)です。オリーブオイルやナッツ類(キレイの味方、ナッツをフル活用して食べるエイジングケア)に含まれる脂肪のオレイン酸は、一価不飽和脂肪酸であり、体内で酸化しにくく血液中の悪玉コレステロールを抑える働きがあります。また青魚に含まれるDHAやEPAも体に良い脂肪で、中性脂肪を減らして高血圧や動脈硬化を防ぐ効果があります。

このように体に良いとされる脂肪は、多く摂っても体を健康に保つと言われています。それに地中海料理では野菜や果物を多く取ることも、健康の秘訣です。一般に健康食というと、脂肪分を控えた味気ない食事のイメージがありますが、地中海式食事法は違います。良質の油をたっぷりと使い、色彩豊かな料理をワインと共にいただく、視覚と味覚で楽しむ料理なのです。

和食にも地中海料理の知恵を取り入れよう

我らが和食も野菜や魚を多く摂ることができ、体に良い食事です。しかしパーフェクトな健康食とするためには、改良すべき点が3つあります。1つ目は、和食を作る際には減塩を心がけること。2つ目は、オリーブオイルやナッツ類を増やし体に良い脂肪を摂ること。3つ目は、白米ではなく玄米を食べるようにすることです。精米した白米はGI値が高いため、食べ過ぎると血糖値をあげる心配があります。これらに注意することで、地中海式食事法に並ぶ健康的な和食となるでしょう。


writer:Akina