車で走行中、交差点の前などで見かける、縞々模様。

この縞々模様は通称『ゼブラゾーン』と呼ばれ、正式名称は『導流帯』。車両の安全かつ円滑な走行を誘導するために、道路に描かれています。

多くのドライバーがこの導流帯に対し持っている認識は、このようなものではないでしょうか。

走行することは違反になる。

しかし、これは勘違い。むやみに走行するべきではないとされていますが、導流帯は進入禁止ではないので、車が走行することが可能なのです(ポールで囲まれている導流帯は除く)。

もちろん、走ったからといって罰則もありません。

ゼブラゾーンを走っていて衝突事故。どちらが悪い?

導流帯がある交差点で起きた、驚くべき事故の判例をご紹介します。

その事故を担当したのは、自動車保険の代理店である『ライフエール株式会社 アサカワ総合保険』。同社によれば、事故の詳細はこのようなものでした。

2車線の道路で、直進レーンにいた車が右折をしようと導流帯を避けながら右折レーンに侵入。すると、右折レーン手前の導流帯を走行してきた車と衝突事故を起こしたそうです。

状況としてよく似ているのは、こちらの動画です。

導流帯を走行してきた車の過失が大きいと思いきや、右折レーンに侵入してきたほうの車の過失が大きいと判断されたのです。

裁判記録などを元にした判例では、A車(右折レーンに侵入してきた車)が6割悪い事故となっているんです!!

もう少し詳しく説明すると、このケースでは車線変更時の判例を用います。基本は70:30です。

これにゼブラゾーン走行による修正が10%加わり60:40になるという訳です。

ゼブラゾーン走行は修正要素にはなるものの、重過失や交通違反ではないのですね。

ライフエール株式会社 アサカワ総合保険 ーより引用

まさかこんな判例があったとは…。多くのドライバーからすれば、信じられないような事実ではないでしょうか。

積極的ではないにせよ、「導流帯は走行してもよい」という驚きの事実。しかし、依然としてこの事実を知っている人が多くないことを考えると、導流帯を走る際は注意を払ったほうがよさそうですね。

[文・構成/grape編集部]