家だけでなく、命すら奪うこともある火災。誰もが火の始末には、注意を払うもの。

しかし、どんなに注意していても、思わぬところから火災の原因が生まれてしまうこともあるのです。

重傷事故につながる恐れも

ペットが思わぬ事故を引き起こすとして、独立行政法人 製品評価技術基盤機構(以下、NITE)が注意を呼びかけています。

また、ネズミを始めとしたペット以外の動物や、夏になると出てくるゴキブリなどの害虫が引き起こす事故も発生しているそう。

※写真はイメージ

NITEの発表では、平成24〜28年度の5年間に、ペットによる事故は26件、害虫などによる事故が52件、全部で78件も報告されています。

どんな風に事故が起きる?

では、実際にどのような経緯で事故が引き起こされるのでしょうか。報告されている事故の事例をご紹介します。

飼い主が不在時に、室内で飼っていた猫がガスこんろのスイッチに触れ、こんろが点火した猫がファクシミリに尿を掛けたため、内部の電気部品でトラッキングが発生し、製品及び周辺を焼損したネズミが冷蔵庫の電源コードをかじり、断線させたことでショートし、火災が発生したエアコンの中に侵入したゴキブリが内部の電気部品に接触してトラッキングを起こし、火災が発生した

最近では室内飼いのペットも増え、飼い主の不在時の事故となると、被害が拡大する前にくいとめることは難しくなってしまいます。

実際、報告されている78件のうち、約7割が火災事故で、重傷事故にまでつながった例も…。

事故を防ぐポイント

NITEでは、こうした事故を防ぐためのポイントも紹介しています。

ペットのよる事故の場合出かける際は、ガスの元栓を閉め、電気製品はプラグを抜くスマホやモバイルバッテリーなど、危険性のあるものは保管場所に注意する出かける際はペットをケージに入れる害虫による事故を防ぐポイントねずみなど屋外の小動物や害虫の侵入する可能性がある製品は定期的に点検するキッチンの周囲はこまめに清掃し、屋内で見かけたら駆除する不意に電源が入る、スイッチが効かないなどの事象が見られたら(エアコンなどの製品に侵入された場合に起きることがあるため)すぐに点検・修理を行う

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ほかの火災事故の原因に比べたら、ペットや害虫が原因となった割合はわずかなものではあります。

しかし、注意しすぎてもしすぎることはありません。ペットの命はもちろん、自分自身を守るためにも十分な対策を心がけておくにこしたことはないでしょう。

[文・構成/grape編集部]