生まれ変わったチームを最後尾から支える今シーズンのドンナルンマ。もう少し経験を積んでからでも、主将就任は遅くないと思われるが……。いずれにせよ、ライオラ担当選手との今後の契約交渉は、ミランにとって鬼門となりそうだ。 (C) Alberto LINGRIA

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 ミランのサポーターを不安にさせる一言ではないだろうか。ジャンルイジ・ドンナルンマの代理人であるミーノ・ライオラが、再びミランとの関係悪化を危惧させるコメントを口にした。

 ドンナルンマは6月、ミランの契約延長オファーに一度は断りを入れた。わずか3か月前にユニホームのエンブレムにキスをしてクラブへの忠誠を強調していた守護神の“裏切り”に、ミランのサポーターは激怒。U-21欧州選手権でドンナルンマに偽ドル札が投げつけられた事件は記憶に新しい。
 
 だがその後、両者は歩み寄り、7月に4年間の新契約を締結。さらなる年俸アップや、兄アントニオとの契約など、条件がさらに上方修正されたことに不満を表したサポーターもいたが、大きな騒動となったドンナルンマの去就問題は、一応は無事に解決に至った。
 
 それから1か月半。すでにヨーロッパリーグ予選やセリエA開幕戦に出場し、好セーブを披露するなど、ドンナルンマはこれまでと変わらないプレーを続けている。
 
 だが、ここに来て、またも暗雲が立ち込めてきた。それがライオラのコメントだ。
 
 イタリア『RAIスポーツ』は現地時間8月25日、ミランがキャプテンマークをレオナルド・ボヌッチに託したことについて、ライオラ代理人が疑問を呈したと報じた。
 
 ライオラは「ドンナルンマがミランに残ったことには満足している。彼の決断を尊重しよう」と、契約延長という結末を喜んだ。だが、「彼らはドンナルンマをキャプテンにすると約束していた。ボヌッチの就任に反対するわけではないが……、我々は理解したいと思っている」とも付け加えたのだ。
 
 実際、ミランが最初の契約延長オファーを出していた時は、ドンナルンマのキャプテン就任が条件に含まれていると報じられていた。しかし、ボヌッチを獲得してからは、経験豊富でリーダーシップもあるボヌッチの主将就任が既定路線のようになっていたのも確かだ。
 
 実際、RAIスポーツの公式ツイッターでのアンケートでも、325名のユーザーのうち、70パーセントがキャプテンはボヌッチであるべきと回答。「ドンナルンマ派」はわずか30パーセントに過ぎなかった。
 
 だが、ライオラが口を開ければ、何が起きるか分からない。ミランと対立するようなことがあれば、ドンナルンマをはじめとするライオラ担当選手の動向への影響も懸念される。続報を待ちたい。