暑い夏、人は自然と水のある場所を求めたくなります。そんな夏のシーズンにアスリート、カップル、ファミリーなど、幅広い層から人気を集めるのが東京・台場です。ベイエリア・台場の開発はめざましく、今では商業施設、ホテル、オフィスビルなどの高層ビルが林立していますが、テレビCMなどでもよく目にする「レインボーブリッジ」は、台場の象徴といえるもの。
さらに、山手線田町駅から徒歩すぐの芝浦と、臨海副都心・台場を結ぶ架け橋レインボーブリッジが開通したのは、1993年8月26日のこと。そう、今から24年前の今日だったんです。今日はレインボーブリッジ開通日にちなみ、「レインボーブリッジあれこれ」をご紹介しましょう。

東京タワー、スカイツリーと並び、東京の顔ともなっているレインボーブリッジ


レインボーブリッジは無料で歩いて渡れる!

レインボーブリッジといえば、上部が首都高速、下部が一般道の2段構造になっていて、「車で通る道」というイメージが強いのですが、レインボーブリッジの遊歩道は「レインボープロムナード」という名称がついていて、実は歩いて渡ることもできるんです!。
この遊歩道を使って、日々たくさんの人が行き交っています。自転車を押しながら景色を楽しむバイカーや、ランニングコースのひとつに設定して軽快に走り抜ける人など、様々な目的でレインボーブリッジの遊歩道は活用されていますが、芝浦川と臨海副都心を結ぶレインボーブリッジは1.7kmの距離ですからお散歩するにはちょうどいいかもしれませんね。
もちろん、台場側からも芝浦側からも、どちらからでもスタート可能。
日中であれば、都心のビル群をはじめ横浜・千葉方面につながる雄大な景色、さらに、晴れた日には富士山も望むのも素敵でしょう。
夜間であれば、フジテレビ社屋側のロマンチックな夜景のほか、都心側に目を向ければ、ビル群のきらめきの中にひときわ目立つ東京タワーとスカイツリーも一望可能。
ゆったりと歩きながら、こうした絶景を一望できるのはとても気持ちがよいものですが、うれしいことに通行料は無料なんです。

無料の遊歩道からは、東京湾越しに絶景がのぞめます!


こだわりのイルミネーション

フジテレビの特徴的な社屋や、観覧車など、デートスポットとしても高い人気を誇る台場ですが、その人気の要因といえばレインボーブリッジのイルミネーションといえるのではないでしょうか。遠くから眺めてもそのイルミネーションによって台場の位置がわかるほど、圧倒的な存在感を放つレインボーブリッジですが、実はそのイルミネーションは強いこだわりを持ってつくられていたのです。
ケーブルの照明が白・緑・ピンクの3色に点灯するのが、レインボーブリッジの特徴となっていますが、なんと3色に変化するイルミネーションを採用した橋梁は世界初!
さらに、もうひとつのこだわりは主塔を灯す白いライト。こちら、ただの白色ではないのです。実は季節によって「白」の色合いが変化しているのです。4〜10月は夏パターンの涼しげで透明感のある白、11〜3月は冬パターンの温かみのある温白色。気になった方は、白色の部分もぜひ注目してみてくださいね。

世界初、3色に光るイルミネーションを採用したレインボーブリッジ(画像は台場側から都心を撮影したもの)


レインボーブリッジは封鎖できる!?

ご存じの方も多い某人気ドラマシリーズの映画版で話題となった「レインボーブリッジ、封鎖できません!」というセリフ。とても印象的でしたよね。
たしかに、レインボーブリッジは様々な管轄(国土交通省、鉄道局、首都高速道路公団、東京港湾局)が関わって完成した複雑なエリアでもあるんです。もし、あの映画のように事件が起きて、いざ封鎖しなければいけない事態に陥ったとしても、そう簡単にレインボーブリッジは封鎖できないんだ……と刷り込まれた人も多いのではないでしょうか。
ところが、実際は「簡単に!?封鎖できる」ようなのです。
なんだか拍子抜けという感じもありますが、一般道の封鎖と同じく、突発的な事件や要人警護の際などの特別な事態下では、警察の判断によって封鎖が可能だそう。もちろん、映画製作時もそうした事実はきちんと理解したうえで、ストーリー上の演出から、封鎖できないという設定にしたようです。
―― 1993年の開通以来、東京のシンボルとして輝きを放ってきたレインボーブリッジ。
足下のエリアには豊洲新市場がありますが、現在の時点ではあまり人影は見受けられませんが、今後市場が開業し、東京オリンピックが開催されるともなれば、海外からも多くの観光客が訪れることでしょう。1.7kmの距離は大人が歩くスピードで30分はかかりませんから、これから秋を迎えるにあたって、気持ちのよい週末などにレインボーブリッジを散歩するのも素敵ですね。

球体が特長のフジテレビ社屋の夜景