米ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われた前日計量で、フェースオフするフロイド・メイウェザー・ジュニア(左)とコナー・マクレガー(2017年8月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】米大手ブックメーカーは25日、総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のスター選手、コナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)との世紀の一戦を控えたボクシングの世界ウエルター級元王者フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)に対して、120万ドル(約1億3000万円)もの大金を賭けた人物が現れたと発表した。

 メイウェザーとマクレガーが前日計量に臨んだ同日、米ラスベガス(Las Vegas)の複数のブックメーカーは、Tモバイル・アリーナ(T-Mobile Arena)で行われる異種格闘技の注目の一戦で、賭け金が高騰していることを明らかにした。

 ブックメーカーがラスベガスで開催される一戦における賭け金の総額が史上最高額を記録する見通しであると報告する中、「ウィリアム・ヒル(William Hill)」はこの24時間で賭けの申し込みが殺到しており、そのなかにはメイウェザーに現金120万ドル(約1億3000万円)をつぎ込んだ人物がいたという。オッズが1.2倍で本命となっているメイウェザーが勝った場合、今回の賭けでは24万ドル(約2600万円)が儲かることになっている。

 ほかにもメイウェザーの勝利に30万ドル(約3300万円)を賭けたギャンブラーがいたというウィリアム・ヒルのトレーディング責任者は、「今回のハンドル(賭けの総額)は史上最高額に上るでしょう。これがボクシングの試合であろうと、グラディエーターやゲーム・オブ・スローンズ(Game of Thrones)の戦いであろうとね」と述べた。

 さらに米スポーツ専門チャンネルESPNによると、今月24日にはMGMスポーツブック(MGM sportsbook)でメイウェザーに100万ドル(約1億円)が賭けられ、その儲けは18万2000ドル(約2000万円)になると報じられた。

 今回の試合で圧倒的に不利とみられ、オッズが5倍となっているマクレガーに賭ける人数が多い反面、賭け金の総額ではメイウェザーの方が上回っているとされている。前述のトレーディング責任者はAFPの取材に対し、マクレガーとメイウェザーの賭け数を比較すると、その割合は17対1となっているという。

 26日に行われる試合で、マクレガーがメイウェザーを倒してボクシング界に衝撃を与えた場合、ウィリアム・ヒルは数百万ドルの損失に直面することになっている。マクレガーに賭けられたこれまでの最高額は先月24日に記録した15万ドル(約1600万円)となっており、メイウェザーが負けた場合は、その人物に66万2500ドル(約7200万円)もの大金が転がり込むことになっている。

 専門家のほとんどは、プロボクシングの経験がないマクレガーが、2015年に現役を引退するまで49戦全勝を誇っていたメイウェザーに勝つ可能性はゼロであるという見解を示している。

 マイク・タイソン(Mike Tyson)氏の元トレーナーであるテディ・アトラス(Teddy Atlas)氏も、マクレガーが世間を驚かせる可能性はないと切り捨てており、「深夜に治安が最悪の近所を歩くようなものだ。彼は金品を強奪されてしまう」と語っている。
【翻訳編集】AFPBB News