未芙由(志田未来)の義理の母・はるかを演じる玄理

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現在放送中のフジ系ドラマ「ウツボカズラの夢」(夜11:40-0:35)の第4話(8月26日・土放送)では、未芙由(志田未来)の父親の再婚相手・はるか(玄理)が突然、鹿島田家に姿を現す。鹿島田家の人間に、「未芙由を長野に連れて帰りたい」と言い出すはるかに未芙由は困惑するという展開だ。

【写真を見る】玄理は、「“悪気が無いのに怖いことができる”というキャラクターをやりたいと思いました」と語る

本作は、母が死に、叔母である尚子(大塚寧々)を頼って東京で暮らすことになった主人公・未芙由が、そこに居場所を求めるも、「真っすぐに生きても助けなんかこない」ということを知り、徐々に変わり始めていくというストーリー。

今回、未芙由の父・幸司(春田純一)の再婚相手で、長野の自宅で未芙由の居場所を奪ってしまった張本人・はるかを演じる玄理にインタビューを行い、はるかの役作りや、撮影現場でのエピソードなどを聞いた。

――はるかの役を聞いたときの第一印象はいかがでしたか?

真っ先に原作を読ませていただきまして、はるかという人物は未芙由のお父さんの再婚相手としては存在しているんですけど、あまり登場する人物ではなかったんです。脚本ではどういう役になるんだろうと思っていたんですけど、演じ方次第でやりようのある役をいただいたなと思いました。

――はるかは、どのような人物だととらえていましたか?

はるかは“悪気が無い”人なんです。未芙由をいじめようと思っていじめているわけではないし、追い出そうとして追い出したわけじゃなくて、自分がちょっとでも幸せになりたいと思っているだけなんです。それは人間だれでもそうだと思うんですけど。そういう“悪気が無い”からこそ嫌な女なんだなって、最初に台本いただいて読んだときに感じました。

――確かに、あからさまにいじわるな役ではないように思います。

そうなんです。いわゆる型にはまった悪役ではなく、何を考えているか分からず、“悪気が無いのに怖いことができる”というキャラクターをやりたいと思いました。監督とお話しさせていただいて、「それぐらい振り切ってやりたいんだね」って言われたので、そこからは現場ではるかという人物を作っていったという感じですね。

――はるかを演じた際のこだわりや、気を付けているのはどのあたりでしょう。

第3話から第4話にかけて、はるかが東京にやって来るんですが、ここを演じているあたりで、はるかという人物がつかめたような気がします。このときくらいから、何も考えずに演じられるようになって、はるかを演じていて楽しめるようになりました。はるかは小さいころ家が貧乏だったし、勤めても収入を全部家に持っていかれてしまうという環境で育ったので、お金に対して貪欲だったり、がめつい性格なんです。なので、だれかをおとしめようとか、不幸にさせようという人ではないんです。この人なりの幸せを追求した結果、こうなっただけというところはこだわりました。

――はるかの東京に来た目的が見えないので、不思議に思いました。

私も最初、東京に行くことになることはうかがっていたんですけど、「何しに来たんだろう?」と思っていて(笑)、最初は好奇心だったんだろうなって思います。あの未芙由が、付き合いもない大金持ちの親戚を頼ったと聞いて、どんなものだろうという好奇心もあったと思うし、そういう恵まれた人たちがいて、運が良ければそれにあやかれるかもしれないという心理があったんだろうと思います。はたから見たら理解不能だと思うけど、すごい行動力ですよね(笑)。何も考えていないように見えるのが、はるかの怖いところだし、すごいところなんです。

――そんなはるかを演じてみて、周りの評判はいかがですか?

第1話の放送が終わったくらいに、プロデューサーさんが、「はるかが鬼嫁って言われてるよ」ってニコニコしてたんで、「ああ、よかった!」って(笑)。ドラマを楽しんでもらううえで、はるかはそういう役だと思うし、実際に「玄理ちゃんってそういう人なんだ」って思ってくれた方がいいかなと思います。また違う役で違うところは見せられますしね(笑)。

――未芙由を演じる志田さんとは、現場ではどんな雰囲気ですか?

志田さんとは普通に仲良くお話しますよ。ただ、志田さんとはバチバチするシーンが多いので、せりふが終わってカットがかかるまで、2人で睨み合っているみたいな場面が結構あります。カットがかかると、ベースの方で「こえー」と言って笑いが起きてますね(笑)。すごいドロドロしたドラマなんですけど、現場はすごく明るい現場なんです。不思議なもので、志田さんとは睨み合ってるにしても、ずっと目を合わせているので、何かお互いのことが好きになってきてしまいました(笑)。

――志田さんとは、どんなお話をされるんでしょう?

プライベートの話もしますし、お互いが出演した作品の話なんかをしますね。ご本人も言っていたんですけど、志田さんは「女王の教室」('05年)とか「14才の母」('06年、共に日本テレビ系)とか、しいたげられたりいじめられたりする役が多かったらしいんです。でもそれでも絶対に負けない芯の強さみたいなのをご本人からも感じるんですよね。そういう意味では、今回の役も志田さんにピッタリだと思います。

――次回、東京に来たはるかのシーンが見どころになってきますね。

そうですね。はるかが一番、キャストの中でいろんな人と出会う役なんです。斉藤家と鹿島田家と両方行ったり来たりして、いろんな人との接点があるので、いろんな人とのシーンではるかが構成されていったなという感じがします。普通に生活していても、家族に見せる顔だったり、仕事先で見せる顔だったり、友達に見せる顔だったりと自然と変わってしまうじゃないですか。そういう意味でも、いろんなキャストさんと共演シーンがあったのはよかったなと思います。はるかという人物はこうなんだって、発見が常にありました。

――最後に、視聴者の方々へメッセージをお願いします。

今後の見どころは、はるかの常人には理解できないふっ切れた行動だと思います。「ちょっと良く分からないけど、こういう人いるよね」みたいなリアリティーも感じてもらえるとありがたいです。多分、はるかが怖ければ怖いほど楽しいんじゃないかと思います。「怖い女の人だな」って言いながら楽しんでもらえるのが一番うれしいです!