UFCと契約を結ぶまではアイルランドの社会福祉局から生活保護手当を受けて生活していたマクレガー。今や、スポーツ選手長者番付でも上位に加わる大金持ちである。 (C) Getty Images

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 現地時間8月26日(日本時間8月27日)、“世紀の一戦”と称されるフロイド・メイウェザー対コナー・マクレガーの対決の火ぶたが切って落とされる。
 
 2015年9月に引退を表明するまで49戦無敗を維持し、合計16個のベルトをその腰に巻いてきたボクシング界の王者メイウェザーと、2013年にUFC(アメリカの総合格闘技団体)でデビューを飾って以来、あっという間にスターダムにのし上がり、同団体で2階級王者にも輝いたマクレガー。両者の激突は、開戦前から大きな話題をさらっている。
 
「正気じゃない額を稼ぎ出す」と見出しを打った米ビジネス誌『INC.』によれば、「有料のテレビ放映の会員登録数だけを見ても、確実に4億ドル(440億円)以上の収益があるだろう」とのことで、同イベントは驚異的な金を動かすといわれている。
 
 同メディアのジェフ・ハーデン記者のリポートによれば、「6500万ドル(約71億5000万円)から8000万ドル(約88億円)を得る」というマクレガー。“THE NOTORIOUS(悪名高い)”という異名を持つアイルランド生まれのファイターは、実はサッカーとの繋がりも深い。英国メディア『スカイ・スポーツ』が、かつてのチームメイトのコメントを紹介している。
 
 スカイ・スポーツで、マクレガーのサッカー選手時代を語ったのは、スコットランド1部のキルマーノックに所属するアイルランド人MFアラン・パワーだ。
 
 同国の年代別代表にも招集された経歴を持つパワーは、実はマクレガーと同じダブリンの出身で、幼少期には地元の同じサッカーチームでプレーしていたのだ。
 
 そんなパワーによれば、マクレガーは「良い選手だった」という。
 
「コナーは良い選手だった。僕らのチームはAとBって分かれていたんだ。それで彼はBチームだったけど、やる気を出してればAチームに入れる実力があったと思う。結局、彼は格闘技の道に進んだわけだけど、それは正しかったと思う。彼は素晴らしい人間でもあったよ」
 
 ラスベガスで行なわれるメイウェザー戦への招待を受けたというパワーだが、シーズン中であるため観戦には行けないことを悔いながらも、「もし、キルマーノックの試合を見に来てくれるなら、彼と一晩を共にしたっていいさ」とジョークをまじえながら、旧友との対面を切望した。
 
 注目の一戦はボクシング・ルールで行なわれるため、2年のブランクがあるとはいえ、メイウェザーに分があるという見方が多い。

 しかし、マクレガーは23日に行なわれた公式会見で、「準備は万端だ。絶対に老いぼれをボコボコにしてやる。俺の前にいるやつは誰であれ、ぶちのめすだけだ」と得意のトラッシュトークで余裕も見せている。
 
 はたして、マクレガーはメイウェザーを“ぶちのめし”、格闘技界に衝撃をもたらすことができるのか? そして、パワーとの再会が実現する日は訪れるだろうか?