ロシア・タマン半島のタマン港の桟橋から黒海に転落したバスを引き揚げ、作業を行う救助隊員ら(2017年8月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ロシア南部のタマン(Taman)半島で25日、建設作業員を乗せたバスが桟橋から黒海(Black Sea)に転落し、少なくとも17人が死亡、1人が行方不明になった。

 バスは、タマン港で石油会社タマネフチガス(Tamanneftegaz)専用の桟橋を建設していた作業員らを乗せたまま、4メートルの高さから海中に転落した。

 重大犯罪の捜査を担うロシア連邦捜査委員会(Investigative Committee)は、重大な交通規則違反やバスの整備に問題があった疑いがあるとして捜査を開始。同委員会は25日夕、ウェブサイトで声明を発表し、「悲劇的な事故」により17人が死亡、1人が行方不明になり、33人が病院に搬送されたと明らかにした。

 一方、タマネフチガスを傘下に収める複合企業オテコ(OTEKO)の広報担当者はインターファクス(Interfax)通信に対し、このバスに同社の建設現場で働く作業員が乗っていたことを認めたものの、同社が直接雇用していたわけではなく、事故を起こしたバスも同社のものではないと述べた。

 捜査当局は、救助されたバスの運転手を取り調べるととともに、タマネフチガスとその下請け会社から書類を押収した。またバスを提供したビジネスマンを取り調べたところ、この人物がタマネフチガスと正式な契約を結んでいなかったことが分かったという。

 現場はロシアと、2014年にロシアがウクライナから併合したクリミア(Crimea)半島の間にあるケルチ海峡(Kerch Strait)に近い。
【翻訳編集】AFPBB News