ブエルタ・ア・エスパーニャ第7ステージ(リリアからクエンカ、207キロメートル)。トップでフィニッシュラインを通過して喜ぶUTEのマテイ・モホリッチ(2017年8月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2017)は25日、第7ステージ(リリアからクエンカ、207キロメートル)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のマテイ・モホリッチ(Matej Mohoric、スロベニア)がステージ優勝を果たし、チームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が赤ジャージー(マイヨ・ロホ)を維持した。

 最後の峠で14人の逃げ集団から抜け出し、最後までそのリードを守り切った22歳のモホリッチは、「信じられない。久しぶりの大きな勝利だ。これまでもずっと懸命に努力してきたし、全力を尽くしてきたけれど、再び勝利を飾れて最高だ」と喜んだ。

 レース残り約11キロメートルとなったカスティーヨ峠(Alto del Castillo)の下り坂で、モホリッチはアタックを仕掛けて集団を置き去りにすると、追走集団に16秒差をつけてゴールラインを通過した。

 モホリッチは戦略について、「できるだけエネルギーを温存して最後までチャンスを待った。それが自分のスキルに合っていた」と説明した。

 ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のトマシュ・マルチンスキ(Tomasz Marczynsk、ポーランド)が制した前日のステージと同様に、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のパベウ・ポランスキ(Pawel Poljanski)が2位に入り、モビスター・チーム(Movistar Team)のホセ・ホアキン・ロハス(Jose Joaquin Rojas、スペイン)が3位に続いた。

 ステージ優勝を目指して逃げ集団が走り去っていくなか、フルームをはじめ、オリカ・スコット(Orica-Scott)のエステバン・チャベス(Esteban Chaves、コロンビア)やBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のニコラス・ロッシュ(Nicolas Roche、アイルランド)らが形成していたメイン集団は、比較的ゆったりしたペースで走行しながら約8分38秒遅れでフィニッシュした。

 今年のツール・ド・フランス(2017 Tour de France)で通算4度目の総合優勝を果たし、同じ年にブエルタとの二冠を達成する史上3人目のライダーを目指しているフルームは、総合で2位のチャベスに11秒差、ロッシュに13秒差をつけている。

 フルームは、「きょうも終えることができたし、明日のことを考えられる」とすると、「明日は終盤が厳しい。ゴールに向けて下り坂になる手前には勾配が18パーセント以上もある上りが待ち受けているから、明日はきっと総合首位を懸けた戦いになるだろう」と語った。

 ブエルタで3度の総合優勝を誇るトレック・セガフレード(Trek Segafredo)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)は、フルームが攻撃的なレースを続けて、チームスカイのリーダーであることを示すはずだと予想している。

 現役最後のレースとなる今季の三大ツール(グランツール)最終戦で、総合争いでは現在3分10秒遅れの24位につけているコンタドールは、「(フルームが)現在のリードで満足しているとは思えない。タイムトライアルで技術的に優位であるとはいえ、ライバルたちを引き離していく必要があり、チャンスがあればアタックを仕掛けようとするだろう」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News