気合十分といった表情でピッチに入った本田だったが、相手DFの密着マークに苦しんでチャンスを作り出すことが出来なかった。 (C) Getty Images

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 現地時間8月22日、メキシコ・リーグ7節でパチューカは敵地エスタディオ・カリエンテでティファナと対戦した。
 
 この試合で注目を集めたのは、前節のベラクルス戦でメキシコ・デビューを飾り、さらにゴールまで挙げた本田圭佑だ。そんな日本代表MFは、この日もベンチスタートとなった。
 
 試合はホームのティファナが積極的なプレッシングと素早いパスワークで序盤から主導権を握る。
 
 さらに13分にパチューカのヴィクトル・グスマンが敵ゴール前で相手DFの足を踏んで一発退場を命じられ、試合は一方的な展開となる。
 
 数的不利となったパチューカは自陣ゴール前を固めてティファナの猛攻を何とか耐えていたが、42分に相手ストライカーのグスタボ・ボウに豪快な左足ボレーを決められてしまう。
 
 1点のビハインドを背負ったパチューカは、後半開始とともに本田を投入。背番号2はトップ下気味のポジションに入り、積極的にボールに絡もうとピッチを駆け回る。
 
 しかし、主導権を握ったのは数的優位のティファナ。1点をリードしていることで落ち着いたプレーを披露したショロス(ティファナの愛称)は、巧みに時間を経過させていった。
 
 何とか打開策を見出したいパチューカだったが、頼みの本田が相手DFの密着マークに苦戦し、前を向いてボールを持つことができず……。それによって攻撃の起点ができなかったこともあり、フィニッシュまで持ち込めない時間帯が続いた。
 
 劣勢に立たされたパチューカ。それでもワンチャンスをモノにする。63分、敵ペナルティーエリア内でのルーズボールをホアキン・マルティネスがボレーシュートをゴール右下隅へ流し込んだのだ。
 
 同点とされた直後、ティファナは攻撃的なカードを切る。セリエAのローマやヴェローナなどで活躍したファン・マヌエル・イトゥルベを投入したのだ。これによりギアが上がったホームチームは、再びパチューカを守勢に回す。
 
 攻守の構図がハッキリとしたなかで、本田は懸命なポストプレーでチャンスを生み出そうと試みるが、相手DFの素早く、激しいチャージにことごとく潰されてしまう。

 残り時間が10分を切ったところで3バック気味の布陣にシフトし、攻撃の枚数を増やしたティファナの猛攻は、試合終了間際に結実する。86分、左CKからダミアン・ムストが豪快なオーバーヘッドでネットを揺らしたのだ。
 
 その後、CBを最前線に上げるパワープレーから同点を狙ったパチューカだったが、ティファナに弾き返されてしまい万事休す。試合は結局、2-1でホームチームが白星を飾った。
 
 数的不利という苦境のなかでの投入ということもあり、思うようなプレーができなかった本田。そんな日本代表MFは再び輝きを放つのか? 次節のグアダラハラ戦は、代表ウイーク明けの現地時間9月9日(日本時間9月10日午前9時)にキックオフする。