『泣き虫しょったんの奇跡 サラリーマンから将棋のプロへ』(瀬川晶司/講談社)

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 脱サラ棋士のサクセスストーリーを描いた小説『泣き虫しょったんの奇跡』が、松田龍平主演で映画化されることが決定。ライバル棋士役にはRADWIMPSの野田洋次郎がキャスティングされ、「俳優の洋次郎さんがスクリーンで見れるのか」「松田龍平と野田洋次郎!? 絶対見る」と期待の声が続出している。

 同作は、将棋界に奇跡をもたらしたといわれている棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説。年齢制限のため26歳でプロ棋士の夢を絶たれたが、アマチュア将棋界からもう一度プロの世界へと挑んでいく物語が描かれている。小説ではの生い立ちからプロ編入に至るエピソードなどが語られ、「自分が夢中になって打ち込めることはなんだろうと考えながら読んでいた」「恩師、ライバル、家族、仲間… 誰一人欠けてもこの奇跡は起きなかったんだと思う」「好きなことに対して極限まで頑張ろうという気になれた」と多くの読者の心を震わせた。

 映画の監督は、「青い春」や「ナイン・ソウルズ」「I’M FLASH!」といった作品で松田とタッグを組んできた豊田利晃。豊田自身も17歳まで新進棋士奨励会に所属していたという経験から、同作に対して「もう一度、謙虚に、将棋の世界を見つめ直したいと思っています」と意気込みを語っている。瀬川自身も監修や将棋指導などで映画の制作に携わるとのことで、将棋の描写や対局シーンにも注目が集まっているようだ。

 野田が演じるのは瀬川の幼馴染でありライバルとなる親友・鈴木悠野。既に瀬川からの指導も受けているようで、「直接指導をして頂くたびにこんな贅沢な時間を過ごさせてもらっていいのだろうかと恐縮しています」「少しでも僕自身この作品にプラスのエネルギーを提供できるよう精一杯努めたい」と気合を見せている。

 松田と豊田のタッグに野田が加わることにより、奇跡を起こした男の生き様はどのように描かれるのか。映画の公開は2018年となるので、完成を心待ちにしていよう。

■映画「泣き虫しょったんの奇跡(仮題)」
原作:瀬川晶司
監督:豊田利晃
出演:松田龍平、野田洋次郎 ほか