厳しいマークで倒れる場面もあったが、位置取りを考え、なるべくプレッシャーの少ない状態でプレーできるよう心掛けていたようにも見える。バルセロナ時代とは違うプレーが見られた。 (C) REUTERS/AFLO

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 8月25日(現地時間)、リーグ・アン第4節が行なわれ、パリ・サンジェルマンはサンテティエンヌを3-0で下した。

 無傷の勝点9同士の対決ということで注目された一戦、20分にネイマールのスルーパスで抜け出したカバーニがペナルティーエリア内で倒されてパリSGがPKを獲得。これをカバーニが自ら決めて先制する。
 
 後半に入って6分、FKからネイマールがゴール前に入れたボールをマルキーニョスがヘッドで中央に入れ、これをモッタが合わせて追加点。さらに終了間際の89分、ネイマールの縦パスを受けた右サイドのムニエのクロスを再びカバーニが決めてダメを押した。
 
 暫定ながら首位に立ったパリSG。T・シウバ、D・アウベス、ヴェッラッティといった主力選手が欠場し、前半は先制するも相手の反撃に苦しんだなかで奪った勝利に、エメリ監督やモッタは「大きな価値がある。首位に立ったことは重要」と満足感を示した。(『beIN Sports』より)
 
 エメリ監督は加えて、「今日の我々は、前半と後半で違う全くチームだった。前半は攻撃面で問題があったが、後半は完全にゲームを支配していた。我々は勝利に値するプレーができたと思う」と語った。
 
 2点を決めて通算得点を5とし、ランキングで首位のファルカオ(モナコ)に並んだカバーニは「チームは良いスタンドを切れた。これらの勝利は我々にさらなる自信を与えている」と、こちらも4連勝を喜んだ。
 
 そして、そんな彼が称賛したのが、3ゴール全てに絡んだ背番号10だ。
 
「ネイマールがいることで、我々はさらに強くなっている。この調子で、もっと改善を続けていきたい」
 
 今、全ての注目を集めているブラジル人エースは、3試合連続のゴールはならず、過去2戦ほどの派手さはなかったものの、他の選手との明らかな違いをプレーの1つひとつで示してみせた。
 
 前述した得点に絡むプレーの他にも、ワンフェイントで簡単に対峙する相手DFをかわしたり、背後の味方に浮き球で好パスを送ったりするなど、数々の美技で観る者を楽しませたネイマールに、『ESPN』は攻撃陣のなかでは最高評価を与えている。
 
 危険な存在であるがゆえに、この試合でも容赦ないファウルを受けて、苦痛の表情を浮かべながらピッチに倒れる姿が幾度か見られたが、周囲との連係が熟成し、ビジョンの統一がなされれば、ネイマールの危険度はさらに高まることとなるだろう。
 
 彼を中心に、4試合で14得点という圧倒的な攻撃力を発揮しているパリSG。次は9月9日、パルク・デ・プランスにレンヌを迎える。