対戦相手のコット(左)とフェースオフでにらみ合う亀海

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 ◇WBO世界スーパーウエルター級王座決定戦 同級1位ミゲル・コット≪12回戦≫同級6位・亀海喜寛(2017年8月26日 米カリフォルニア州カーソン)

 鉄のハートでスーパースターに挑む。最終記者会見が24日(日本時間25日)、試合会場のスタブハブ・センターで行われ、世界初挑戦の亀海はプロモーターを務める元6階級制覇王者のオスカー・デラホーヤ氏(44)から「鉄の心臓」とスペイン語の新たなニックネームで紹介されて登壇。元4階級制覇王者のコットに対し、闘志を前面に押し出すスタイルで挑むことを約束した。

 「新たなニックネームで紹介しよう。Corazon de Acero(コラソン・デ・アセロ=鉄の心臓)、ヨシヒロ・カメガイ!」。デラホーヤ氏に呼ばれ、中央に進み出た亀海は日本語で堂々と宣言した。「ドネア、バレラ、デラホーヤ、コットという偉大な王者たちが獲ってきたWBOのタイトルに挑戦できることが凄く光栄。オスカー(デラホーヤ氏)が言ってくれた、鉄のハートを持ったような試合を提供できるように全力で戦う」

 頭脳的な戦いぶりから、従来のニックネームは「マエストリート(小さな教授)」。だが、海外進出にあたり「見栄えが良くても世界で勝てないと意味がない」とファイターに転向した。「手探り状態でうまくいかず、一気にファンも減った」が、常に闘志全開の打撃戦を繰り広げる日本人は本場での評価を上げ、スーパースターとの対戦が実現。「(ニックネームは)もの凄く気に入っている。こっちではテクニックで戦うタイプではなく、一番の売りはハートの強さなので」と笑った。

 会見には鋲(びょう)が打たれた心臓からネジが飛び出しているイラスト入りTシャツで登場。親交がある漫画家の高橋ツトム氏が「Corazon」の文字を、著名イラストレーターの寺田克也氏がイラストを担当し、渡米2日前に届けられた。「(命名者の)オスカーも含めて3人のビッグネームが関わってくれて、ありがたい。ネジが飛んでるような試合をします」

 米国での過去8戦のうち3試合で調整に失敗した経験を生かし、普段から筋肉と脂肪の量を抑えて水分をあまり落とさない減量法を導入。「調整は順調で、あとは体重の微調整だけ。海外という影響は感じていない」と頼もしく話した。