[Jステーション-広島ホームテレビ]2017年8月16日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、広島県内の「民泊」について紹介されました。

広島を訪れる外国人観光客数は、右肩上がりに伸び、去年は110万人と過去最高になりました。そんな彼らの宿泊手段として最近人気を集めているのが、一般住宅の一室を有料で貸し出す「民泊」です。


観光客には人気だが、トラブルになるケースも(画像はイメージ)

外国人に人気の宿泊スタイル

ネットの仲介サイトに掲載されている部屋からお気に入りを選び、メールで貸し主とやりとりをします。鍵は郵便受けに入れるなど、貸主とは直接会わないことが多いそうです。

民泊を利用する外国人観光客からは、「貸し主と顔を合わせずやりとりができる」「安くてキッチンで料理ができる」といった声が聞かれました。

広島市内には、民泊物件が300軒以上存在しています。宿泊手段として外国人観光客には浸透しているようですが、多くの広島の人たちには馴染みのないスタイルです。

民泊を運営管理する、Moopon Corporationの住田進社長によると、「新築マンションがどんどん建っているが、広島に住む人の数はあまり変わっていない。むしろちょっとずつ減っている。マンションは40〜 50年もつので、空き部屋が純粋に増える。その有効活用として民泊が一つの選択肢にあがっているのでは」ということです。

無許可の民泊施設ではトラブルも

民泊を行うには旅館業法に基づく許可や消防法などの安全の基準をクリアする必要があります。これらの許可がない部屋は、いわゆる違法民泊となってしまいます。

しかし広島市内に300軒以上ある民泊のうち、所在地が分かっているのは73軒、そのうちのわずか一部、31軒しか許可を取っていないのが実情です。

福岡では違法民泊の貸し主が利用客の女性に乱暴するといった事件が起きています。

また宿泊客の出す騒音トラブルも問題となっています。夜中のキャリーケースを引く音や騒音、酔っぱらって部屋を間違え、別の部屋のドアを夜中に叩き続けるなど、どれも違法民泊で起きたことだということです。

今年の6月に民泊新法が成立し、これまでの厳しい基準や複雑な手続きが、届け出制になることで、民泊のハードルが下がり、違法が減ることが期待されています。

広島市健康福祉課の安西洋一さんは、「利用者には、許可のあるところを使ってほしい。許可があるかどうかは、広島市のホームページに、保健所で許可した施設の一覧を掲載しているので、(貸し主には利用客に)合法的に安心して泊まっていただく、そして安全に楽しく過ごすためにはちゃんと許可を取っていただきたい」と安西さんはいわれていました。

外国人、日本人、どちらの観光客にも使いやすい安全な民泊が広がってほしいですね。(ライター・石田こよみ)