ヘントが才気溢れる新鋭アタッカーを獲得。いまひとつ調子の上がらない久保にとって、良き発奮材料となるか。(C)Getty Images

写真拡大

 日本代表FW久保裕也を擁するヘントが、水面下での激しい争奪戦を制した。ジョージアが誇る17歳の新鋭アタッカー、ギオルギ・チャクベターゼで、ホッフェンハイム、マンチェスター・ユナイテッド、バイヤー・レバークーゼン、さらにはバイエルン・ミュンヘンが獲得に乗り出していた逸材だ。
 
 ベルギーの地元紙『HNL』によると、バイエルンはチャクベターゼが所属するディナモ・トビリシに移籍金600万ユーロ(約7億7000万円)のオファーを提示したが、実現しなかったという。なぜならすでに6月下旬にトビリシとヘントの間で基本合意に達していたからで、8月29日の18歳の誕生日を待って、正式に4年契約を結ぶ手はずとなっていた。ヘントの提示額はバイエルンのそれよりもずいぶん低かったようだ。
 
 チャクゼターゼは183センチの長身ながらスピードと技巧に長けたアタッカーで、トップ下を主戦場に2列目で幅広く機能する。7月に母国で開催されたU-19ヨーロッパ選手権ではエースナンバー10を背負って奮闘。U-21代表でも10番を付けており、国内では近いうちにA代表デビューも飾るだろうと期待されている。春秋制のジョージア・リーグでは、2年目の今シーズンに大ブレイク。ここまで23試合に出場して5得点・9アシストをマークし、首位を快走するチームを牽引してきた。
 
 ベルギーのサッカーサイト『voetbalkrant.com』は「チャクベターゼは疑いのないビッグタレント。もしユウヤ・クボが調子を取り戻せないなら、シーズン中にそのポジションを奪い取るかもしれない」と報じた。今シーズンは開幕から公式戦6試合に出場してノーゴールと、いまひとつ振るわない久保。ビッグクラブが狙った若き才能の加入を、発奮材料としたいところだ。
 
 ヘントは日曜日、本拠地でアンデルレヒトと対戦する。日本代表合流直前のゲームで、久保は景気づけのゴールを挙げられるか。