米国がベネズエラに追加制裁、「独裁政権」の資金源遮断狙う

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[ワシントン/カラカス 25日 ロイター] - トランプ米大統領が、ベネズエラに対し追加制裁を科す大統領令に署名した。同国の新発国債や国営石油会社PDVSA[PDVSA.UL]債の取引を禁じる措置が盛り込まれた。ホワイトハウスが25日、明らかにした。

米国のマドゥロ政権に対する制裁では最大規模となる。

今回の制裁について、ホワイトハウスは声明で「マドゥロ独裁政権が正当性のない統治を続ける上で、決定的に重要な資金源を断つため、慎重に調整した」などとした。

ムニューシン米財務長官は記者団に、政権交代を目指すものではなく、同国の米債券・株式市場アクセスを制限する狙いと説明した。

新発債の取引禁止に伴い、資金繰りに苦しむPDVSAは重債務負担の借り換えで困難に直面することになる。債務不履行に陥ったり、主要同盟国の中国とロシアに依存し続けたりする事態に近づきかねない。

ただ大統領令は、大半の既発ベネズエラ国債・PDVSA債保有者を保護する内容で、国債・PDVSA債ともこの日午後の取引でおおむね上昇した。

現存する特定のベネズエラ債券や多くの民間・人道的な取引に、米財務省がライセンスを供与することも認めた。