夕日が差す放課後の教室。転校してきた美少女とイケメンの生徒会長が出会い、2人は学校の避難経路と備蓄品の確認へ……。

乙女ゲーの体裁で防災

若い世代に防災への関心を高めてもらおうと、岡山県が8月25日、アニメPR動画「きび男子(だんご)」を公開しました。

女性向け恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる“乙女ゲー”の体裁を取っており、なんともシュールな物語が展開されます。

岡山県の晴之国学園に転校してきたもも。 彼女には誰にも言えない秘密があった。生徒会長の犬飼、お調子者の猿彦、クールな神鳥、謎が多い英語教師のアレク先生。晴之国学園での『きび男子』との出会いが、彼女を大人へと成長させていく。

(『きび男子』公式サイトより)

第1話は転校してきた主人公・ももが、初日に同級生の生徒会長・犬飼と出会う場面から始まります。

もも:私のことより、犬飼君こそ何をしてるんですか。

犬飼:岡山って台風や地震とか災害は少ないけど、いざという時のために避難ルートを確認しているんだ。

さすが生徒会長。そこらのイケメンキャラと格が違います。主人公が「君」付けしながらも、敬語を使ってしまう演出も細かいです。

ももは一緒に校内を巡りながら、同じく生徒会役員の猿彦や神鳥から身近な防災について解説を受けます。ふわっとした作風ですが、物語を楽しみながら実際に役立つ知識を学べる内容です。

出典元:きび男子

言うまでもなく、キャラクター名の由来は昔話の桃太郎。

キャラクター6人を堀江由衣さん、梶裕貴さん、村瀬歩さんの人気声優陣が演じているのも魅力です。

7割が男性だった

岡山県では2015年度からアニメを使ったPRを行っており、これまで広い世代を対象にした「みんなのおかやま犬」を展開していました。

▼みんなのおかやま犬シリーズ

県公聴広報課の担当者によると、「みんなのおかやま犬」動画の視聴者層は約8割が45歳以下で、そのうち約7割が男性だったそうです。

今回のきび男子は、アプローチできていなかった若い女性層に的を絞りました。

「県政」を前面に押し出しても見てもらえませんので、動画の最初はまったく関係ないつくりにしました。

純粋にアニメとして見てもらいながら、備蓄方法など防災の知識を覚えてもらう狙いです。

ちなみに、背景は実在する岡山県立岡山朝日高校の校舎や備蓄庫で撮影しています。

9月末に続編を公開予定

同課によると、9月末には続編の「留学編」が公開予定。謎の英語教師「アレク先生」が新たに登場するそうです。

ももたちの学園生活の続きが気になるプロモーション動画です。