24日、韓国で急増する盗撮犯罪に対し、女性たちがささやかな自己防衛に乗り出していると韓国日報が伝えた。写真はソウル。

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2017年8月24日、韓国で急増する盗撮犯罪に女性たちが強い恐怖を訴えている。ボタンや眼鏡に取り付けた小型の隠しカメラからドローンによる撮影まで手口は日々巧妙になっており、不安を少しでも解消するためわずかな隙間や穴をふさぐなど、女性たちはささやかな自己防衛策を行っている。韓国日報が伝えた。

会社員のAさん(30)は最近、外出の際には必ず文房具のシールを持ち歩いている。公衆トイレで目に付く「正体不明の穴」をふさぐためだ。こうした穴から盗撮されている場合があるとの内容をインターネットで見てからの習慣だという。

女性の外出の必需品は、シールの他にもある。不透明のマニキュアや、壁のひび割れ補修などに使うインテリア用充填(じゅうてん)材が代表例だ。また、こうした物が手元にない場合の緊急対策として、トイレットペーパーを使ってトイレの個室に空いた穴をふさぐこともあるという。

「とにかく安全だから」という理由で、あえて男性用トイレを使うという究極の防衛策を取る女性もいる。大学生のシンさん(22)は、「アルバイト先には男性・女性用の個室が別々にあるが、人がいない時には男性用個室を利用する」と語った。

こうした背景から、盗撮カメラの探知機のメーカーや販売店は活況を呈している。あるメーカーの関係者は、「顧客の6割が個人で、ほとんどが女性。盗撮カメラ探知機の問い合わせは昨年より20%程度増えている」と語っている。

韓国の警察庁の統計では、盗撮犯罪は2006年の517件から16年には5185件と10年で10倍以上に増加、性犯罪の中に占める割合も3.6%から24.9%と7倍近くに上昇している。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「女性のトイレをのぞくなんて変態だな」「理解できない」「考えただけでも気持ち悪い」など、盗撮行為そのものを理解できないとする意見や、女性からは「本当にとても不安。男には分からないはず」と不安の声も寄せられている。

また、「盗撮に対する処罰が軽過ぎるのでは?」「大変だ。これじゃ隠しカメラノイローゼになってしまう。厳しく取り締まるべき」「小学生の頃から正常な性教育をすることが大事」と取り締まりなど対策に関する意見のほか、「トイレだけじゃない。モーテルも注意だ」との指摘もあった。(翻訳・編集/三田)