AKB48の未来を託されたメンバーとして、各方面で活躍をしている向井地美音。子役から活躍し、圧倒的なビジュアルを持ち、『翼はいらない』ではセンターに抜擢されたエースは、いま何を思うのか?

-1月に開催した「向井地美音ソロコンサート 〜大声でいま伝えたいことがある〜」のDVDを発売しました。

向井地
ソロコンサートを半年くらい前にさせていただきまして、スゴく大きな経験となりました。DVD化して欲しいとファンの皆さんも言ってくれていたんですが、自分としては商品化はされないだろうと思っていたんです。なので、こうやって作品として残ったことはスゴくうれしいです!

-見所は?

向井地
特にギターを頑張ったので見て頂きたいです。3週間しか練習をする期間がなくて、それまでギターを触ったことも無くて…かなり頑張りました。あと、途中で出てくるバック―ヤードに下がる映像もDVDの中で綺麗に繋がっているので見て頂きたいです。

-あれは、映像だったんですね!

向井地
そう、騙されました(笑)?会場で見ていたファンの方も、映像なのかライブ中継なのかわからなかったと言って頂けて。でも、もしかしたらまだ騙されている方もいるかもしれないので言わないほうがいいのかも(笑)。

-もう、ばらしていいと思います!高橋みなみ、板野友美、前田敦子というそうそうたる面々の映像をバックに歌う演出もありました。

向井地
あの演出はスタッフさんが考えてくださって、わたしは恐れ多すぎて…曲はやりたいと思っていたのですが、バックに映像を流しながらパフォーマンスするのは…。たかみなさんが映像に写っている時はファンの皆さんが「神が見守っているみたいだった」って言ってました(笑)。

-緊張しました?

向井地
ソロコンサート自体が全然緊張しなくて、練習もたくさん積みましたし始まったら本当にあっという間に終わっていました。

-ソロコンが初ということは、自分のファンだけの前でパフォーマンスするのも初ですよね?

向井地
そうなんです。初めて客席を見た時に、いつもとは違う安心感で、うちわとかも全部私の名前で本当に嬉しかったです。ニヤニヤしながら歌ってました。

-衣装も可愛いですね。

向井地
新しいものを5着も作っていただきまして、しかも、衣装の紹介をしている動画が見られるテイクアウトライブカードもこのDVDには入っています。これもAKB48グループでは初だそうです。かなりポイントです。ソロコンに関係ない動画も配信しようかなとか、考えています!

-衣装で一番のお気に入りは?

向井地
黄色のドレスがお気に入りです。黄色が似合うねと言って頂けることが多くて、自分でも好きです。『渚のチェリー』の時に着たドレスです。アンコールの時も、デニムを繋いで作ってくださったり衣装さんの愛を感じます!本当に、ソロコン一回だけじゃもったいないんですよ。

-何回でもソロコンしたいですね。

向井地
やりたいです!

-『LALALAメッセージ』ではメンバーがフリップでメッセージを出してくれて、渡辺麻友さんからは「AKB48の救世主」というメッセージが送られました。

向井地
ビックリしました。重みのある言葉だったんですけど、素直に嬉しかったですし、まゆさん自体がAKB48の象徴なので、そのまゆさんに言ってもらえるということは凄いことで…私にできるのかな?もったいない言葉だなと思いました。私は自分に自信がなくて、このソロコンでスタッフさんが自信をつけてほしいということを言っていたので、まゆさんの言葉を真摯に受け止めて本当にそうなりたいなと思いました。

-渡辺麻友からの言葉というのは重いですね。現在のAKB48を救わなければいけない人ですからね。

向井地
いまのAKB48はまゆさんとゆきりんさんがいて、その人気で成立しているところもあると思っています。その片方の翼であるまゆさんがいなくなるということは本当に大きなことで、良く横山(由依)さんともそういう話をするのですが、私がその代わりになれたらいいなと思っています。総選挙が終わってから、私と岡田奈々さん、高橋朱里さんの話をインタビューでまゆさんが良くしてくれていて、この3人が選挙のスピーチがスゴく良くてAKB48の事を真面目に考えていると言ってくださっているんです。他の二人はAKB48を引っ張っていくリーダー気質で、私は一度センターもやらせていただいているので、またセンターもやりたいですし、前に立ってAKB48を救っていきたいと思います。

-今回のソロコンでは「いい子ちゃんでいるのはやめようと思います」「AKB48の20周年まで居続けたいと思う」と多くの名言が飛び出しました。

向井地
20周年まで続けたいと言うのは、すごく勇気がいりました。本当は言うつもりはなかったんですけど、その場の空気で言っちゃいました。

-20周年は長いですね。

向井地
2025年…そこまでいたら、年齢的に小嶋さんを越えちゃうかもしれないです(笑)。グループがあることが前提なので、AKB48を繋げていかなければならないと思います。頑張らないといけないですよね。私は元々AKB48のファンとして見ていて、メンバーになって、これからは先頭に立って20周年まで引っ張っていきたいと思っています。

-『桜の木になろう』では涙も見せました。

向井地
一緒に泣いてくださっていたファンの方も多かったみたいで…AKB48を見ていた私が、いまこうやってメンバーになって、ひとりでステージに立って、その奇跡みたいなものが凄いなと思って泣いてしまいました。AKB48に出会って良かったな、と思いました。

-ソロコンで強くなった?

向井地
セットリストでも、DVDでも自分の意見を出させていただいて、自信がついたと思います。15期生なのでこれまでは後輩気分といいますか、引かれたレールの上をついていくという感じだったんです。自分の意見を言って何かを作り上げる大変さや大切さを知りました。

-いままでは意見を出せなかったのはなぜ?

向井地
遠慮していた部分が大きかったと思います。自分に自信がないのもそうですし、先輩が凄い方ばかりなので私なんかが言っていいのかな…というのもありまして。ソロコンでスタッフさんときちんと打ち合わせしたりすることで自信が芽生えてきました。インタビューでもAKB48単独で何かがやりたいと言えるようになったし、恐れずに色々口に出すことが大事なんだと思いました。

-セットリストも自分で決めたんですか?

向井地
そうです。セットリスト作る時、ゆきりんさんに相談を一番にして、色々と教えて頂きました。

-柏木さんといえば、ソロコンで横浜アリーナを埋めています。向井地さんも横アリ狙いますか?

向井地
えーー!考えたこともなかった。でも、いつかはやりたいです。ゆきりんさんみたいに歌唱力もないので、今回はボイトレをスゴく頑張りましたし、いつかは横アリにソロで立てるようになりたいです。それが、AKB48のためになると思うので頑張らないといけないですね。

-ボイトレを頑張った結果がしっかりと出ていたと思います。あれだけ歌って踊っても疲れもそんなに見えませんでした。特に、AKB48のコンサートと違って、フルの曲もありましたしね。

向井地
そうなんです、最後のシングルはフルコーラスで…自分にとって大切な曲はフルコーラスでやりたいと思っていたんです。シングルってフルのほうがいいという気持ちが自分にあって、夏曲メドレーは歌詞がつながってストーリーになっている説もあったのであえてフルで歌いました。AKB48のコンサートでは、どうしても楽曲が多くなるのでワンハーフとかが多いんですけど、あえて今回はフルコーラスも入れました。ただ、全部ひとりでっていうのはきつかったですね。

-AKB48の事をしっかりと考えていますね。向井地ファン以外でも、例えば初期のAKB48が好きなファンも買ったほうがいいですね。

向井地
古参ファンの皆さんも絶対に買っていただきたいです。公演曲も多いですし、私は昔ながらのAKB48が好きなので良い構成になっていると思います。見て頂ければもう一度AKB48を好きになって頂ける内容になっていると思いますので、絶対に見て頂きたいです。

-離れたファンを呼び戻すのも、向井地さんの仕事ですもんね。このタイミングで、向井地美音のソロコンを行ったことは、スゴく意味があると思います。渡辺麻友、柏木由紀でなく向井地で勝負に出たことが。

向井地
あえて、ここで私をピックアップしてくださったのは、これからのAKB48を任せて頂けるという意味なのかなと思い、頑張りました。※後編へ続く
(インタビュー/編集部・高橋学)