タイの首都バンコクにある最高裁判所を後にする際、支持者に向けてあいさつするインラック・シナワット前首相(2017年7月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】タイの前首相で、職務怠慢の罪で起訴されているインラック・シナワット(Yingluck Shinawatra)氏(50)が国外に逃亡したことが分かった。同氏率いるタイ貢献党(Pheu Thai Party)の党幹部筋がAFPに対して明らかにした。インラック氏は25日に予定されていた判決公判に出廷しなかったことから、最高裁が逃亡の恐れがあるとして逮捕状を出していた。

 AFPの取材に応じた党幹部筋は、「インラック氏は疑いなく、もうここにはいない。多分現在はシンガポールにいるだろう」と述べた。

 軍事政権のプラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)首相はインラック氏の所在についてわからないと否定した一方、国境の検問を強化するよう命じた。またプラウィット・ウォンスワン(Prawit Wongsuwon)副首相も、インラック氏が隣国のカンボジアを経由して国外逃亡したことは「あり得る」との認識を示した。

 匿名を希望した党幹部筋はAFPに対し、インラック氏が23日にタイを出国したと語り、「軍の許可がなければ出国は不可能だった」とも述べている。
【翻訳編集】AFPBB News