指原莉乃さん(2017年1月撮影)

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HKT48の指原莉乃さん(24)が2017年8月25日放送のNHK「あさイチ」で、「生き残り術」と題して明かした持論に、大きな関心が持たれている。

番組では「出世街道」を歩むことができている理由の一端が垣間見られ、インターネット上で「この年齢でこの考察力は大したもんだ」「一般のサラリーマン処世術」といった声があがっている。

「偉い方とはフランクにしゃべったほうがいい」

指原さんは「AKB48選抜総選挙」3連覇中で、バラエティー番組のMC、さらにアイドルプロデューサー業にも着手するなど活躍の場を広げている。だが「AKBグループではかわいい子ばっかりです。ダンスや歌は今でも得意じゃないです」と、自身の「力不足」を認めている。

それでも高い人気を誇る一因として、「ファンとの絆がメンバーの中で強い方だと思います。ファンの年齢層は高くて、60代の方がお孫さんと来てくれることもあります。『投票券がかすみ目で見えなくなる』とか言われて、そういう笑い話もできます」と、オジサン(おじいさん)世代の支持を集めているのがあるという。

こうした年配者と付き合うスキルが身についたのは、「おばあちゃんっ子」だったとして

「もともと年上の方としゃべるのが好きで、相手にあまり違和感を与えないようにと。こうやって(肩をすぼめて下を向くポーズ)いたら、『あの子...』って(心配される)。『いて当たり前ですよね』(胸を張るポーズ)みたいな顔するようにしてます」

との意識を明かした。

AKBグループのプロデューサー・秋元康さんとも

「しゃべってて思ったのは、秋元さんは偉い方だけど、そういう人とはフランクにしゃべったほうがいいのかなと。普段は硬い現場ばかりなので、若い子が『ですよねえ?』みたいな感じでしゃべりかけても怒らないんですよ。逆に『この子、面白いな』と思ってくれる」

と距離感を把握しているようだ。一方で「気を付けたいのは、ちょっと偉い人。『チョイ上司』。役職はあるけどさらに上司もいるという人には、絶対なれなれしくしちゃダメです。敬う」と、相手の立場次第で使い分けもしている。

「人として頭いいよ。大正解だわ」

また、司会の井ノ原快彦さんの「勘違いも結構大事」という言葉に「めちゃめちゃ大事です。私も(地元の)大分で『マジイケてる』と思っていて、そうじゃないと(オーディションに)出ない。自信ある子のほうが華やかに見えますよ」と強く同意していた。

こうした一連の指原さんの持論は多くの視聴者をうならせた。ツイッターやネット掲示板には

「この年齢でこの考察力は大したもんだ」
「一般のサラリーマン処世術」
「頭いいな。学問の頭の良さ じゃなく、人として頭いいよ。大正解だわ」
「営業向きな人だな アイドルの道すすまなかったとしても、保険外交員かなんかやってバリバリ稼いでただろう」

と感心する声が並んでいる。一方、「頭いいというより狡猾さがあるんだろう」「それ若い時にしか通用せんよ」と、あざとさのようなものを感じたユーザーも少なからずいた。

指原さんに対しては過去、ダウンタウンの松本人志さんも15年3月20日の「してみるテレビ!教訓のススメ」(フジテレビ系)で、本人を目の前にして「指原ね、賢いよこいつ。頭良いからいろいろ考えてると思う。本当に賢い。(アイドルの中で)ちょっと頭一つ抜けてるな」と手放しで絶賛していた。