子どもを望まない夫婦が考える子どもを欲しくない理由とは?

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結婚して子どもを持ち、育児をする。よく見かける光景ではありますが、すべての夫婦がそうとは限りません。結婚しても子どもを望まない人もいれば、これ以上は子どもが欲しくないと考える人も。そういった人たちは、どんな理由で子どもを望んでいないのでしょうか?

子どもが欲しくない理由、上位は金銭面

内閣府の発表している平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」のなかで、“現在子どもがいて、これ以上子どもが欲しくない”または“子どもが欲しくない”と考える既婚者男女に、欲しくない理由について質問しています。回答結果は以下の通り。

1位:将来の教育費が心配(54.7%)

2位:育児にかかる費用が心配(50.9%)

3位:経済的に難しい(43.8%)

4位:現時点でもともと欲しいと思っていた人数の子どもがいる(43.3%)

5位:子育てをする体力がない(21.6%)

6位:一人ひとりに十分手をかけて育てたい(19.7%)

7位:住居が狭い(16.7%)

8位:仕事にさしさわりが出そう・仕事を続けるのが難しくなりそう(14.2%)

9位:自分や夫婦だけの時間がとれない(13.5%)

10位:配偶者の家族・子育てへの協力が期待できない(8.9%)

10位:子どもと一緒に過ごす時間を十分にとれない(8.9%)

子どもが欲しくない理由の1〜3位は、すべて金銭に関すること。子どもの出産から成人になるまでにかかる費用は、一般的に1000万円以上や3000万円などといわれています。公立の学校を選ぶなど、育児にかかる費用をできる限り抑えたとしても、かなりの金額になるため、経済的な理由を挙げる人が多いようです。

4位は「現時点でもともと欲しいと思っていた人数の子どもがいる」。今の家族構成に満足していることになるので、ポジティブな理由といえそうです。ちなみに同調査では、既婚者男女に「希望の子ども人数」も質問していて、全体平均値は2.2人となっています。

他には、6位の「一人ひとりに十分手をかけて育てたい」や10位の「子どもと一緒に過ごす時間を十分にとれない」など、子どもとのコミュニケーションに関する項目もあり、人それぞれに理由があるようです。

4位のように、ポジティブな理由であれば問題はなさそうに思います。しかし、ランキングの上位を占めている経済的負担などは、これまで以上に子育て家庭をサポートできるような仕組みが必要なのかもしれません。

(文・山手チカコ/考務店)