ソウル・瑞草のサムスン社屋=(聯合ニュース)

写真拡大 (全3枚)

【ソウル聯合ニュース】韓国前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告への贈賄罪などに問われたサムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)被告(サムスン電子副会長)の判決公判が25日、ソウル中央地裁で開かれた。懲役5年の判決に、サムスングループには衝撃が広がっている。

 サムスンの関係者は有罪判決を全く予想できなかったわけではないが、8日の論告求刑公判で特別検察官が懲役12年を求刑しながら指摘した贈賄罪や横領罪はもちろん、財産国外逃避も裁判所が有罪と認めたため動揺を隠せない様子だ。

 サムスンはトップの不在がさらに長引くことになりパニック状態に陥った。

 グループのコントロールタワーを担っていた未来戦略室が廃止されてから中心的役割を果たしてきたサムスン電子は判決に対する公式の立場を発表していない。弁護人団が既に控訴の方針を明らかにしたとの理由からだ。

 サムスン関係者は「2月に李副会長が逮捕されたときもショックだったが、今日の判決は言葉では言い表せないほどだ。財産国外逃避まで有罪と認定されたのは意外だ」と述べた。

 別の関係者は、裁判所の判決理由に理解できない部分が多いとした上で、「やはり世論を意識せざるを得なかったのではないか」との見方を示した。

 一方で、最近の韓国内の雰囲気からある程度予想できた結果であり、落ち着いて対処すべきだとの意見もある。

 サムスンの役員は「求刑懲役が12年だったので実刑判決は予想していた。当惑しているが弁護人団が控訴の方針を表明したので、裁判の行方を見守るべきだ」と述べた。