【J1ピックアッププレビュー】キーナンバーは「1」と「7」、2位と首位の天王山《C大阪vs鹿島》

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▽明治安田生命J1リーグ第24節が26日、27日に開催される。今節は代表ウィーク前のラストマッチ。注目カードは、2位のセレッソ大阪がヤンマースタジアム長居で首位の鹿島アントラーズを迎え撃つ頂上決戦だ。

◆挑戦者のC大阪と貫禄十分の鹿島

▽両者のポイント差は、前節終了時点で「4」。この試合の勝敗が今後の優勝争いに大きな変化をもたらしてくるに違いない。そうした中で、より勝利が必要なのは、追いかける立場のC大阪だ。鹿島に勝てばポイント差を「1」に縮められるが、負ければ「7」。残り10試合で“2ゲーム差以上”をひっくり返さなければいけなくなる。正真正銘の“正念場”だ。

▽対する鹿島は、仮に引き分けで終わったとしても悪くはない。ただ、勝てば、他会場の結果次第で“独走態勢”に入ることもできる。挑戦者のユン・セレッソと、貫禄十分の大岩アントラーズによる天王山を制するのは--。

◆尹晶煥は鹿島に好相性

▽両者の前回対戦は、4月8日に県立カシマサッカースタジアムで行われた第6節。古巣対戦となったMF山村和也の決勝弾により、C大阪が勝利した。ちなみに、C大阪の尹晶煥監督は、監督としての対鹿島戦を得意としている。サガン鳥栖時代を含めると、直近6試合で敗れたのはわずか1度だけ。3勝2分け1敗と苦手意識はない。

◆原点回帰〜セレッソ大阪〜

▽直近4試合は1勝1分け2敗と黒星先行。とりわけ、北海道コンサドーレ札幌、清水エスパルスといった中位以下の相手からのポイントロスが目立つ。前節のジュビロ磐田戦においても、FW杉本健勇のゴールで先制したものの、試合終盤にFW川又堅碁の一発を浴びてドロー。尹晶煥監督仕込みの「戦う意識」に綻びが見受けられるなど、イメージが悪い。そうした状況のまま迎える今節は、首位の鹿島との直接対決。ここ数試合のような戦いを露呈してしまえば、鹿島を相手に勝利の目はない。今一度、原点に立ち返り、チャレンジャーとして愚直に戦うのみだ。

◆状態良好〜鹿島アントラーズ〜

▽大岩体制発足後、9勝1分け1敗。国内最多19冠を誇るタイトルホルダーの勢いは凄みを増すばかりだ。13日に行われた第22節で川崎フロンターレに1-3で敗れたものの、前節の清水エスパルス戦で2-0と完勝。川崎F戦の完敗を引きずることなく、今節のC大阪戦を迎える。内容面においても安定。FWペドロ・ジュニオールの不在を感じさせない攻撃陣と、直近5試合で3つの無失点試合を記録する守備陣のバランスも良い。C大阪を下したとしても地固めにはならないだろうが、ライバルにプレッシャーをかけるという意味で確実に3ポイントを手中に収めておきたいところだ。

【予想スタメン&フォーメーション】

◆セレッソ大阪[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:キム・ジンヒョン

DF:松田陸、マテイ・ヨニッチ、山下達也、丸橋祐介

MF:水沼宏太、山口蛍、ソウザ、柿谷曜一朗

FW:リカルド・サントス、杉本健勇

監督:尹晶煥▽スターティングメンバーは前節を踏襲。負傷離脱の山村に代わり、FWリカルド・サントスが引き続き起用されそうだ。チーム2位の8得点を記録する山村の不在は痛手だが、尹晶煥監督は現状のベストメンバーを鹿島戦にぶつけてくるはずだ。

◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:曽ヶ端準

DF:西大伍、植田直通、昌子源、山本脩斗

MF:中村充孝、三竿健斗、小笠原満男、レアンドロ

FW:金崎夢生、土居聖真

監督:大岩剛▽対戦相手のC大阪と同じく前節のスタメンから変更はなさそうだ。ボランチの一角には守備面でプレー精度を落としているレオ・シルバではなく、今節もMF小笠原満男が起用される見込み。盤石の面々でC大阪に立ち向かうはずだ。

【注目選手】

◆FW杉本健勇(セレッソ大阪)
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▽C大阪のキーマンはもちろん、日本代表初選出の杉本だ。直近5試合で6ゴールと絶好調。杉本が解き放つオーラは、シーズンが進むにつれて、本格派ストライカー色が強まるばかりだ。次に必要なのは、大事な試合でチームを勝たせられる選手かどうか。この鹿島戦は試すに絶好の場だ。

◆MF金崎夢生(鹿島アントラーズ)
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▽鹿島のキープレーヤーはFW金崎夢生だ。復帰が期待された日本代表から落選したものの、ここ5戦4発と好調。順当にいけば、今節はストライカー枠で日本代表入りを争った杉本と同じピッチに立つことになる。チームの勝利にこだわると共に、個人の内容で杉本を上回りたい。