人より正確に、しかも電光石火のシフトチェンジが可能な「デュアルクラッチトランスミッション」。この機構が登場したことにより、マニュアルミッションはスポーツカーからも姿を消そうとしています。そこでドライバーにクルマを操る楽しさを味合わせてくれるMT車で乗りたい輸入車コンパクト5台を選んでみました。

■ルノー・トゥインゴ

ルノーのエントリーモデルにあたるのがルノー・トゥインゴです。現行型となる3代目トゥインゴは2016年9月に登場。エンジンをリアのラゲージ下に搭載したRRという変わった駆動方式を採用したコンパクトカーです。

デビュー当初はカタログモデルには0.9L直3ターボとデュアルクラッチミッションの組み合わせしかありませんでした。2017年1月に最高出力71psを発生する1L直3DOHCエンジンと5速MT搭載したゼンが登場。駆動方式はRRのみで、車両本体価格は171万円です。200万円を切る数少ない輸入車の1台です。

■ミニ3ドア

輸入コンパクトカーの中で最も人気が高いモデルがミニです。2014年に登場した現行型のミニは、現在コンバーチブルやクロスオーバーなど5種類のバリエーションを設定していますが、6速MT車を設定しているのは、伝統のある3ドアのミニだけです。

ミニ3ドアのグレードは4種類。最高出力102psを発生する1.2L直3ターボエンジンを搭載するワンをはじめ、最高出力136psを発生する1.5L直3ターボエンジンのクーパー。最高出力192psを発生する2L直4ターボエンジンを搭載するクーパーS。そして2Lターボエンジンをチューンして231psまで高めたジョンクーパーワークスです。

駆動方式は全車2WDで、JC08モード燃費は14.8〜20.2km/Lです。ワンのみがエコカー現在の対象となっているミニ3ドアの6MT車の車両本体価格は230万〜412万円となっています。

■アバルト・595

アバルトはかつてイタリアにあった自動車メーカーです。フィアットをベースとしたレーシングカーでレースに参加し、その名を響かせました。現在販売されているアバルト595はフィアット500をチューニングし、戦闘能力を高めたモデルです。

アバルト595で5速MTを設定しているのが、スタンダードのアバルト595とトップグレードの595コンペティツォーネの2モデル。搭載するエンジンは同じ1.4L直4ターボですが、595は145ps、595コンペティツォーネは180psまで向上しています。

駆動方式は2WDのみで、5速MT車のJC08モード燃費は13.1km/L 。5速MT車は右ハンドルだけでなく、左ハンドルも選べます。車両本体価格は293万7600〜365万400円です。

■フォルクスワーゲン・ポロGTI

フォルクスワーゲンの顔と言える5ドアハッチバック車ゴルフの弟分として日本に導入されたフォルクスワーゲン・ポロ。現行型のポロは2009年に登場し、間もなく8年目を迎えるロングセラーモデルです。

ポロで6速MT車が搭載されているのは伝統のホットモデル、ポロGTIです。コンパクトなボディに最高出力192psを発生する1.8L直4ターボを搭載。クラッチをミートしたときの加速力はまさにホットハッチ!と叫びたくなるほどの鋭さです。

駆動方式は2WDのみで、JC08モード燃費は15.9km/Lとパワーと燃費を両立しています。ポロGTIの車両本体価格は327万9000円です。

■アウディ・S1

2011年1月にアウディのエントリーモデルとなるアウディ・A1が登場しました。そのA1に最高出力231psを発生する2L直4ターボエンジンを搭載したスポーティモデルがS1です。3ドアモデルがS1、5ドアモデルはS1スポーツバックとなります。

ハイパワーな2Lターボエンジンに組み合わされるミッションは6速MTのみで、駆動方式はアウディ独自の4WDシステムであるクワトロを採用。JC08モード燃費は14.4km/Lを実現しています。小さなボディにアウディらしさが凝縮したS1/S1スポーツバックの車両本体価格は423万〜443万円となっています。

(萩原文博)

操る楽しさが味わえる!マニュアルミッションで乗りたい輸入車コンパクト5選・2017年版(http://clicccar.com/2017/08/25/503785/)