お金に苦労せず、幸せに生きていくことを目指す【脱貧困診断】。今回の相談は、小島ゆり子さん(仮名・IT関連会社勤務・29歳)からの質問です。

「ふるさと納税をやってみたいです。具体的な寄付のしかたを教えてください。また、寄付するときに、手数料など、追加でかかるお金はありますか。いちばんコストのかからない方法を教えてください」

さっそく森井じゅんさんに聞いてみましょう。

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手数料もバカになりません。

申し込みのタイミングで入金方法を選べる

ふるさと納税への申し込みの方法は様々です。

直接、自治体の窓口に出向いて申し込むこともできますし、電話、FAX、メールのほか、自治体の公式ホームページやポータルサイトなどからも申し込めます。
寄付の申し込みを行なうと、その自治体から振込票や納付書など、寄付に必要な書類が届きます。そのときに、どのように寄付を払い込むかを選択します。

入金方法も多様です。

自治体窓口での現金払い、現金書留での郵送、銀行、ゆうちょでの払い込み。また、コンビニでも納付できますし、携帯キャリア決済やクレジットカード決済といった方法もあります。

それぞれの方法とコストについて説明していきましょう。

まず、自治体に出向き、窓口で現金を払い込むケース。
これは、ご自身の地元はもちろん、旅行やボランティアなどで、実際にその地を訪れたときなどが考えられます。

実際に現金を渡すことで、自分自身が貢献したという満足感も得られますね。
かかるコストは、というと、現地までの交通費くらいでしょうか。

次に現金書留。郵便局から現金そのものを自治体に送る方法です。現金書留用の専用封筒を購入し現金を同封、押印し郵便局で郵送します。この場合、専用封筒の購入代金21円のほか、郵送料がかかります。

そして、郵送料は何かあった時の補償である損害要償額が1万円までであれば、最低512円です。これは寄付を行なう側の負担になります。

そして、自治体の指定する金融機関の口座に振り込む銀行振込の方法もあります。
窓口で納付書を使って現金を振り込む場合には、手数料は通常かかりません。自身の口座からATMなどで振り込む場合の手数料は寄付者の負担になります。ネットバンキングを利用するなどで、手数料を抑える事は可能です。

振込取扱票を使った現金払いなら手数料はなし

それからゆうちょ払込み。自治体が発行するパンフレットなどに付いている払込取扱票に必要事項を記入し、郵便局の窓口で寄附金の払い込みを行ないます。手数料は無料です。

ちなみに、払込取扱票は、ポータルサイトの「ふるさと納税申込みフォーム」から申込みを行なうと、郵送されてきます。
インターネットに情報を打ち込むことに抵抗がある場合は、自治体に直接電話で払込取扱票を請求する方法があります。多くの自治体が、電話対応で受け付けています。

現在、多くのコンビニで対応しているコンビニ納付。各コンビニの店頭端末を利用したり、事前にオンライン決済番号を入手し、コンビニのレジで払い込みをします。手数料はかかりません。

携帯キャリアを使った決済やペイジーを使った払い込みもできる自治体も増えています。ポータルサイトや寄付を考えている自治体のホームページなどで確認してください。

主流になりつつあるクレジットカード決済

クレジットカードは現在、ふるさと納税の入金方法の主流になりつつあります。多くの自治体ではVISA、Mastercard、JCBなど様々なカードにに対応しています。ほとんどのクレジットカードが利用できるといえます。

ふるさと納税をクレジットカード払いするメリットはやはりポイントが溜まることでしょう。

ふるさと納税は実質2,000円の自己負担でお礼の品がもらえて、税金の控除も期待できる点から利用者が増加しています。一方で、クレジットカードのポイントも溜まることに魅力を感じている方も少なくありません。

寄付金額が大きければ大きいほど大きなポイントになるので、そのために利用を考える人も多いです。

カード払いでは決済日に注意

クレジットカードを使ってふるさと納税を行なう場合や、コンビニによる支払については、タイミングに注意してください。

インターネット上でクレジットカード決済を行なった日を寄付した日とする自治体が多い一方、一部の自治体では、自治体への入金日を受領日としています。

また、コンビニやペイジー支払いの場合は、基本的に手続きが完了した日が寄付をした日となります。つまり、自身が「寄付をしたと思っている日」と実際の「寄付した日」が異なるケースがあるということです。

例えば、クレジットカードで年末ギリギリにふるさと納税を行なったとします。もし、自治体への入金がずれ込んで翌年になってしまった場合には、税控除が一年遅れる事になります。

ふるさと納税の払込方法は様々ですが、自治体により運用が異なります。

寄付しようと思った自治体がどんな払込みを受け付けているのか、受領日の認識やタイミング等についてもしっかり確認してからふるさと納税を行なってください。



■賢人のまとめ
窓口での現金払い、振込取扱票を使った金融機関窓口での払い込み、クレジット決算なら手数料はかかりません。また、クレジットカード払いは、寄付金額分のポイントを貯められるため利用者が増えています。

■プロフィール

女子マネーの達人 森井じゅん

1980年生まれ。高校を中退後、大検を取得。レイクランド大学ジャパンキャンパスを経てネバダ州立リノ大学に留学。留学中はカジノの経理部で日常経理を担当。

一女を出産し帰国後、シングルマザーとして子育てをしながら公認会計士資格を取得。平成26年に森井会計事務所を開設し、税務申告業務及びコンサル業務を行なっている。