ミャンマー北西部ラカイン州マウンドーで、武装集団による襲撃事件を受けて、外出禁止令が発令されて人影が消えた路地(2017年8月25日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)ミャンマー北西部ラカイン(Rakhine)州で、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団が国境地帯にある複数の治安施設を襲撃し、治安部隊員12人を含む少なくとも71人が死亡した。当局が25日、明らかにした。

 ミャンマー軍によると、25日未明に20か所以上の駐在所が、推定150人の戦闘員らによる銃や手製の爆弾を使った襲撃を受けたという。同軍は、現在も複数か所で戦闘が続いているとし、兵士や警察官らが共同で、ロヒンギャの戦闘員を意味する「ベンガル人のテロリスト」に対して反撃していると述べた。

 一方、同国の事実上の指導者であるアウン・サン・スー・チー国家顧問の執務室は、治安部隊員12人が死亡し、武装集団側でも戦闘員59人が死亡したと発表している。

 バングラデシュと国境を接するラカイン州では2016年10月、武装集団による国境検問所などへの襲撃が発生。軍が対応に乗り出して厳戒態勢が敷かれている。

 またここ数週間、同州の辺境地帯にある村々では、正体が謎に包まれたグループによる殺人が毎日のように発生。緊張が高まる中、ミャンマー軍が部隊を増派し、難民らの新たな流出を招いていた。
【翻訳編集】AFPBB News