立派な紳士風のドロボー、誰からも疑われず(画像は『CBS Baltimore 2017年8月22日付「‘Best Dressed Burglar’ Accused Of Robbing Nursing Home, Elementary School」』のスクリーンショット)

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人は見た目が9割。その人の印象は出会ってほんの数秒で決まる。これは洋の東西を問わず昔からよく言われてきたことで、異論を唱える者などまずいない。だが物騒な事件も多々起きているこの世の中、時には見た目の印象にとらわれてはならないこともあるようだ。ある窃盗犯の話題を米メリーランド州の『CBS Baltimore』が伝えた。

メリーランド州のボルティモア郡警察は22日午前、指名手配中の窃盗犯だとして1人の男の写真を公開し、市民に情報提供の協力を呼びかけた。男の特徴は題して“最高の着こなしを見せる泥棒(best dressed burglar)”。立派なスーツにネクタイをきちんと結んだ姿は紳士の風格があるが、今年6月からあちこちの事業施設に不正に侵入し、窃盗を繰り返して今なお逃走中であるという。

窃盗の被害が特に多く発生しているのは、ボルティモア市の北東に位置する同郡ホワイト・マーシュと北のコッキーズビルの2つのエリア。老人ホーム、建設会社、医療施設、保険会社の事務所、小学校など警備体制がしっかりとした施設ばかりで、盗まれたのは主にノートパソコンや小型の電子デバイスである。

防犯カメラの映像から男はセキュリティシステムが作動する扉を避けて侵入していることが分かったが、忍び込んだ後は“立派な紳士風の来客”という雰囲気を湛えながら悠然と行動していたもようだ。ただし男がスーツではなくオーバーオールを着用して犯行に及ぶ映像も出てきた。そのため、この男は常にスーツ姿という先入観が捜査の邪魔をする可能性もありそうだ。

同じメリーランド州のアナランデル郡では1年ほど前、当時「アナランデル郡経済開発公社(Anne Arundel Economic Development)」の最高経営責任者(CEO)であったロバート・ハノンという70歳の男が隣家に侵入。下着泥棒を働いた容疑で逮捕された。地域住民は地元メディア『WUSA9』の取材に応じ、異口同音に「まさかあの偉い方が犯人だったなんて」と驚きを口にしていた。

画像は『CBS Baltimore 2017年8月22日付「‘Best Dressed Burglar’ Accused Of Robbing Nursing Home, Elementary School」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)