話題の映画『ワンダーウーマン』を世界No.1に導いた女性監督パティ・ジェンキンスにインタビュー

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 世界各国でNo.1を記録した大ヒット映画『ワンダーウーマン』が遂に、本日2017年8月25日より日本公開スタートする。本作のプロモーションのため8月上旬に来日したパティ・ジェンキンス監督に話を訊き、大ヒットの秘訣や本作の魅力を聞いてみた。

 1941年にDCコミックスに初登場して以来、女性ヒーローとして不動の人気を誇ってきたワンダーウーマン。ジェンキンス監督も幼い頃から彼女に憧れるファンの一人だった。大ヒットを記録した要因について尋ねてみると、「ワンダーウーマンは愛さずにはいられないキャラクターで、彼女のような存在を誰もが待ち望んでいたことが、この映画の成功の要因と考えられるわね。撮影中から『これは、上手く行くかも!』と予感はあったのよ」と公開前から手ごたえを感じていたようだ。

 タフで優しくて信念強いワンダーウーマンを演じたガル・ガドットは、イスラエルで兵役経験のあるリアル・スーパーウーマン。2004年にミス・ユニバース世界大会に出場した美貌の持ち主で、まさに才色兼備と言える。本作で大ブレイクを果たしたガルについて監督は「どんな寒い日で、長時間の撮影が続いても、『OK、次は何をやる?』と常に100%の仕事をこなしてくれた。役柄と同様、優しくて忍耐強くて、どんなに過酷な状況でも文句ひとつ言わなかった。本当に毎日感心させられたわ!」とべた褒め。そんな努力の甲斐あって、極寒の中で撮影された戦場シーンやラストの戦いのシーンは、リアリティ溢れるカッコいいシーンに仕上がっている。

 本作で描かれているワンダーウーマンの誕生の秘話に加え、クリス・パイン演じるスティーブとワンダーウーマンの恋模様も気になるところだ。クリスは『スター・トレック』シリーズでも、人気ヒーローを演じてきたが、今回のキャラクターを演じる上で、イメージされたのは“もしインディ・ジョーンズがワンダーウーマンに出会ったら?”ということ。「インディは論理的だから、自分より戦いに優れている人がいたら、その人に全てを任せるはずよね? クリスにはそんな人物をイメージして演じてもらったわ」と、強い理想と信念を持ちながらも、現実主義的なスティーブのキャラクター像が描かれている。

 監督は本作で女性監督歴代1位のオープニング成績を更新。既に決定している続編の監督も務める予定で、彼女の活躍は、映画界ではまだまだ少数派の女性の活躍を後押しすることが期待されている。本作が映画界に新しい風を吹くことにジェンキンス監督は「そう強く願っている。そのテンポの遅さには驚いているわ。女性が莫大な制作費がかかるアクション映画を作ることに不安の声もあったけど、この作品がきちんと数字を出したから、そういった声は間違いだと証明できたわね」と自信たっぷりに応えてくれた。映画『ワンダーウーマン』は8月25日より、全国公開中。

Text & Photo: Mariko Ikitake

◎作品情報
『ワンダーウーマン』
2017年8月25日(金)より、3D/2D/IMAXで公開中
監督:パティ・ジェンキンス
出演:ガル・ガドット、クリス・パイン
配給:ワーナー・ブラザース映画