稀勢の里(右)は朝稽古の土俵で大栄翔と相撲を取った

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 大相撲の夏巡業が25日、神奈川県小田原市の小田原アリーナで行われ、横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が朝稽古の土俵で平幕・大栄翔と11番相撲を取った。名古屋場所を左足首のじん帯損傷で途中休場した稀勢の里が稽古場の土俵で関取相手に相撲を取ったのは、名古屋場所前の7月上旬以来。稽古後に感触について聞かれると「まだまだ。もうちょい」と話した。

 夏巡業は10日に茨城県日立市で行われた興行から合流し、15日の蒼森での興行では幕下・貴源治にぶつかり稽古で胸を出していた。この日は「非常に体の感覚がよくなってきたと思う」とあって、幕内の申し合いが行われている最中に大栄翔を相手に指名した。最初の一番は感触を確かめるように相手の当たりを受けてから土俵を割った。その後は左四つに組み止めて寄り切る相撲が多く、9勝2敗。不安を抱えている左でのおっつけは見られなかったが、左から突き落としを決める場面もあった。

 左上腕などに不安を抱えていた夏場所も千秋楽まで相撲が取れず、名古屋場所で2場所連続途中休場。秋場所(9月10日初日、両国国技館)まであと半月となったが「しっかり体をつくって、焦らずやるだけ。いい相撲を取るのが一番。力が出るようにやっていくだけ」としばらくはマイペースの稽古を続けていく。