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<ロシアとベラルーシが9月に実施する合同軍事演習を口実に、ロシアは8万人もの兵を送り、演習後も居座るのではないかと、ベラルーシの隣国ポーランドやNATOは懸念する>

9月に実施されるロシアとベラルーシの合同軍事演習は、単なる演習ではないのではないか――ベラルーシと国境を接するバルト三国のリトアニアやラトビア、そしてポーランドは懸念する。ポーランドのミハウ・ドボルジック国防審議官は今月20日、今回の演習が、NATO(北大西洋条約機構)の対ロシア防衛強化に対抗するために、ロシアが恒常的にベラルーシに部隊を駐留させるための「隠れ蓑」ではないか、という懸念を表明した。


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この軍事演習「ザーパド2017」に関して、ヨーロッパではすでに大きな危機感が広がっている。隣接するリトアニアは、NATO連合軍との衝突を想定した軍事訓練だと批判している。NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務総長もまた、演習に参加する部隊の規模に疑念を抱いている。ロシア側は1万2700人と発表しているが、これまでの大規模な演習と同様に実際の参加人員を増やすのではないか、というのだ。

アメリカのシンクタンク「大西洋協議会」では、演習の準備のために使用された列車の本数や事前に発表された演習予定などを考慮すると、演習の参加人員は8万人に膨れ上がると推定している。

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ベラルーシ併合に等しい

ポーランドのドボルジックは、演習でベラルーシに展開されたロシアの部隊や装備が、演習終了の9月20日に撤収するかどうか疑わしいと考えている。

「ロシアのこれまでの行動から、多くの疑念、不安を感じている。演習が終わってもすべての部隊、兵器が撤収しないかもしれない」と、ポーランドの国営ラジオ「ラジオ・ポーランド」の取材に語った。

しかし結論としてドボルジックは、ポーランドの国民は「完全に安全」だと考えていいと話している。

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ポーランドでは、アンジェイ・ドゥダ大統領、ビトルド・バシチコフスキ外相らが相次いでNATOのストルテンベルグ事務総長と会談し、ロシアの演習について議論した。さらにストルテンベルグが今後ワルシャワを訪問して「周辺地域における今後のNATO活動」について議論する予定だ。

ジョージア(旧グルジア)のミハイル・サーカシビリ元大統領は今月、今回の演習について「ベラルーシの併合に等しい」という見方を示した。「演習期間中、軍事インフラが持ち込まれる。その意味でロシアの脅威は高まるばかりだ。ちょうどウクライナがロシア国境で直面する脅威と同じように」

ウクライナで紛争が始まった2014年以降、バルト三国やポーランドはロシアが同様の戦争状態を引き起こすのではないかと懸念してきた。こうした懸念を払拭するため、NATOは4カ国の東側国境付近に4つの大隊を派遣し、加盟国部隊が装備を増強している。

ダミアン・シャルコフ